意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
天佑自助が赤熊の基本理念です。

無駄な校則も必要なのかもしれない

2015年07月30日 | 社会
変な記事があった。

部活動で日焼け止め禁止?! 積極的な使用への転換を!
http://blog.livedoor.jp/matuba96/archives/52240132.html

内容は表題通りで日焼け止め禁止の校則はおかしい・・・と言ったところでしょうか?
大した内容じゃないので読まなくていいです。

禁止されてるから塗れません?
余りにも馬鹿馬鹿しい。
そんなものはバレない様にこっそり塗るが正しいでしょう。
それ以外の答えなんてありません。

この手のルールというのは行き過ぎを防止するためにあるものです。
どこそこ構わずベタベタ塗りたくったりするを防ぐ・・・もっといえば化粧対策でしょうね。
化粧と一体となった日焼け止めなんかもありますから。

そんなもんを何をマジになって守るのかちょっと理解できません。
こいつらバカじゃねぇの?って思ったところで、気づいたことがある。

ルールだから守らなければいけない・・・ってやつがあまりにも多すぎるのである。

例えば、もう消されてしまったニュースだが、少し前に関西の私立中学が新設されて生徒を募ったのだが『同じ学区の私立からの転校を認めない』という決まり(あくまで近隣私学への配慮のための協定)があり、それで嘘をついて転入した親子がいるという記事があった。
ニュース自体はニュートラルに書かれていたが、そこに寄せられたコメントの多くが『ルールを守らない親子が悪い』のオンパレード。

はぁ?である。
おかしいのは明らかに学校側の取り決めであって親子側ではない。
学校側を糾弾するのならわかるけど、親子側を非難しても何も始まらない。(そもそも調べれば学校側だってわかるだろう)

なので、『なんでみんな頭のおかしいの?』と思っていたが、多分、こいつらってそういう思想なんだろうなって思う。

ルールを守る・・・それが至上であって、そこに何も疑問に思わない、つまり自分の頭で考えないのだろうと。
赤熊はルールというのはその意図があるからこそ、その意図を理解したうえで判断しなければならないと考えてるわけで・・・・多分、赤熊の理解の仕方というか、ありかたが全然違うのだろう。

で、こういう人たちがイジメ自殺とか、ブラック企業に重宝され使い潰されるんだろうな・・・って思ったんすよ。
ルールを墨守することに固執して逃げそびれるのでしょうね。

そういう意味で、こういう無駄な校則ってあった方が良いと思ってしまった。
もしこれを排除していけば、きっと自分で考えるということをせずに疑問にも思わずにブラック企業などに使い潰されるのが増えるのでしょうから。

憲法前文が一番問題

2015年07月23日 | 社会制度・法律
あらためて日本国憲法の前文を見て、これはすぐにでも改正しないとヤバいよなって思った。

日本国憲法
http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM

何がやばいって、前文の第一段の後半で現行憲法を否定してるのである。

>そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

国政・・・つまり国民主権について書かれているわけですが、国民主権に反するものは憲法でも一切認めないとしているわけです。
ルール作りに置いて、良いことだと思う。
問題は憲法が公布されたのが1947年で、日本の占領統治から主権が回復したのは1952年・・・・・。

この憲法、国民の厳粛な信託を受けてないじゃん!!
しかも『人類普遍の原理』ってまで言いきってるし!!

なので、一切の排除対象になってしまい、憲法が無効・・・。
憲法が憲法を否定してどうするんだよ!!

おそらく占領統治下における仮初のもの・・・一時凌ぎの取りあえずで作ったんでしょうね。
主権が回復したら新しく作り直すものとして。
それならわずかな期間で作られたって話と合致するわけです。

そこは置いとくとしても、流石に憲法が憲法を否定している状況はヤバイです。
少なくとも主権が回復してすぐに憲法の改正というか、この憲法でよいかと国民に審判を仰がなくてはならなかったわけですがそれは一度の為されていないわけです。
正直、現行憲法が無効だと言われたらそれを否定できる根拠がないです。
憲法学者がこの状況を放置していることに首をかしげます。
違憲だ合憲だと憲法をこねくり回しても元が無効なら無意味で砂上の楼閣を地でいってる話ですから。


一切の排除対象の憲法ですから全文白紙になるわけですが、それは置いといて『平和を愛する諸国民~』の下りも沢山の人が論じてるから無視して、つぎにヤバイなと思うのは、

>われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
>日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

ん?
素直に読むと自分勝手な国・横暴な国を誅するって書かれてる気がするんですけど?
集団的自衛権どころの騒ぎじゃなく横暴な国があったらどんな遠くても『戦争を仕掛けます』って書かれてるんすけど?
しかもそのためにはどんな犠牲でも払うって!!

こえぇよ!!
この憲法怖すぎるよ!!

憲法学者さんたちは・・・この憲法をどう思ってるんでしょうね?
研究とか解釈とかそれ以前の問題でしょうよ、これ。

なので、憲法改正が早急に必要と思いますが・・・現行憲法で何とかまわってるから国民に危機感が全くない。
危機感がないってことは変える気がない・・・もっと言うなら新しい物を提示されても、それに対して真剣に考えないってことである。
その状況下における憲法改正の発議があったとして、国民投票で賛成が得られるかというと・・・かなり難しいでしょうね。

日本の立憲主義は砂の上に立っており、極めて危険な状況なんですけど・・・。

安保法制が通りました

2015年07月16日 | 政治
安保法制が衆議院を通過しました。
正直、やっとかよ・・・って思ってます。
これから参議院での審議もあるし。

それはさておいて、昨日の特別委員会での採決での騒動が許せない。

ちょうどお昼だたので見ていたのですが、民主党の議員らがプラカードを持って叫びながら採決の邪魔・・・・・しかもプラカードを議長ではなくテレビカメラに向けて、喚いて議長の進行を邪魔しているのである。
パフォーマンスなんでしょうけど、これで『民主党すごい、次は民主党に入れよう!!』なんていう奴などいないだろう。
ダサすぎますよ。

加えて言うと採決が終わった途端、悔しがるわけでもなく、そのまま何事もなかったかのようにすぐに退室したのである。
パフォーマンスするなら、最後までしろっての!!
あれほど執拗に反対してたのに通ってしまえば関係ないですか、ああそうですか・・。

これが民主党の戦略?
とても素晴らしい戦略(笑)ですこと。

とはいえ、この辺りはどうでもいいです。
許せないのは、その後、退室するときに持ってきたプラカードをその場に捨てて出て行ったのだ。



別に議場を『神聖な場所』などという気はない。
が、公共の場所なわけでそこにゴミを捨てていくってどういう神経してるんだ?
政治家とか以前に人間として下品ですね。

これで教育とかも話し合ってるわけで・・・・。
子供たちに何ていえばいいのでしょうね。
少なくともこいつらに決めてほしくないです。


追記 2015.07.18
なぜか一番上にも写真が表示されてましたので削除。
画像を一度削除して再アップしたら消えました。
ただの表示システムのミスなのかな?

安保法制を急がないとならない

2015年07月09日 | 国際
ギリシャがデフォルトしかけてます!!

と、取り上げてみたものの、この問題はいかに軟着陸をさせるか?でしかなく、結論的にはドイツ・フランスあたりがギリシャ支援・・・利子を下げるなり、返済期間を延ばしたり、借金の一部をチャラにしたりで、収束させるしか答えはないです。
ギリシャだってそれ狙ってるだけだし。
ドイツもドイツで損したくないだけですから、最終的には呑まざるをおえないでしょうし。
しかもこの問題、ギリシャの問題というよりEUの構造的欠陥が起因ですからなおさらです。
またロシアや中国がギリシャを手中に収める動きをするとかありますけど・・・地政学的上ロシアはありうるでしょうが中国はないし、そもそも両方とも救済できるほどのお金ないだろうから取り立てて騒ぐ話でもないかな?と思います。

ただ、問題はこの影響を受けてか中国の上海市場が暴落してることです。(ギリシャ問題と直接の因果関係はないと思いますが不安定に拍車をかけてます)
先月の中ごろをピークに3割以上、時価総額で400兆円ほど値下がりしています!!

基本的には外国人禁止の市場ですし、暴落自体は良くあることですのでどうでも良かったんですけど、その中国政府の対応がねぇ・・・。
なんと株の『売買停止』!!

まぁ、確かに売買停止し凍結すれば止まるんでしょうけど、凍結が解けたら売りが殺到しますよね、これ。
余計に混乱するっての!!
他にも大株主や経営幹部に持ち株の売却を禁止したり、企業や企業幹部に株の買い支えを要請したりもしてるとか・・・こんなことしたら取引する人間自体がいなくなるでしょう。
そうなれば市場自体が縮小、中国バブル崩壊・・・立ちなおる兆しもなくなるとなれば暴動が各地で発生するでしょうね。(今でも多発してるけど)

問題はその状況下で中国がどう出るかです。

これで中国が崩壊するかというと微妙なラインですけど、不平不満を逸らすために戦争をするっていうのは歴史的に儘あることなんですよね。
そのターゲットが日本になるかといえば確率的には低い(ベトナムや南の海の方でしょう)ですが、そうであったとしても対策を講じておくべきです。
というかターゲットにならないために対策をしておくべきです。

さしあたっては現在の安保法制をさっさと通して、もっと踏み込んだものに作り直さないといけないのですよね。
なんだか面倒臭いですけど、戦争になってからでは遅いのですから。


2015.07.10  補記・訂正

報道を懲らしめるのは?

2015年07月02日 | 報道・メディア
自民党の若手勉強会で『マスコミを懲らしめなければならない』という発言が問題になっている。

どうせ、マスゴミの脊髄反射でしょ?って思ってたら、そうだった。

注意受けた大西氏「朝日報道、懲らしめないといけない」「何か問題ある?」
http://blog.livedoor.jp/matuba96/archives/52233551.html

・・・この一連のやり取りを時事通信社がまとめるとこうなる。

安保批判報道「懲らしめる」=自民・大西氏が再び問題発言-執行部が厳重注意
http://blog.livedoor.jp/matuba96/archives/52233663.html


まぁ、何と言うことでしょう。

『発言を捻じ曲げるような報道を懲らしめなければならない』という正論が、
『安全保障関連法案に批判的な報道を懲らしめなければならない』と真逆に捻じ曲げ暴力的な発言へと変貌しています。

しかも

>常にマスコミはつまみ食いするんだよ。都合のいいところだけ編集して、まったく本人の意図と違うような報道の仕方っていうのが極めて多いんだよ

といわれて、こんな捻じ曲げ方をするのですから、すごい!!
初めてみましたよ、ここまでお粗末で酷い捏造。
それでいて、表現の自由・報道の自由を蔑ろにする発言は許されないとか言ってますけど、これが『報道』なんて上等なものなんですかね?
いやはや・・・。

この件で思ったのは、結局のところ、マスコミを懲らしめる機関が必要ってことですね。
それが政府である必要はないのですが、現状、対抗しうる機関がなく政府が介入するのも仕方ないかなと思います。

本来なら、司法・・・裁判所がその役割を果たすべきだと思います。
起こってしまったことを取り扱うのはここですからね。
しかし、横浜市長であった中田氏の捏造でっちあげ(名誉棄損)裁判で3年もの時間(しかも地裁だけ)がかかっており、判決が550万円の賠償と謝罪広告だけ・・・。

これじゃあ、泣き寝入りしますわな・・・。
しかも政治家ともなるとスキャンダルが出回ると後々訂正があっても、そのイメージを引きずりますものね。

賠償金の上限撤廃して、スピード裁判にするようにするのがベターなんでしょうけど、司法改革ってこれもまた難しいことなんですよね・・・。