意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
天佑自助が赤熊の基本理念です。

一票の格差よりも何のための選挙か?

2013年03月30日 | 社会
ぎぃきょさんから「一票の格差ってどう思われますか?」というご質問があったのでお答えしたいと思います。

赤熊は一票の格差をあまり問題視していません。
もちろん、あるよりない方がいい・・・とは思いますが、それほど気にする話でもないと思ってます。
基本的に『法の下の平等に反する』として問題となってますが、2倍あれば国会議員を特別に2人選べる・・・なんてことはなく、あくまでその選挙区内の人間を1人選べるだけです。
確かに選挙区同士で比べると格差がありますが、他の選挙区への干渉などありませんから選挙区内なら同じ条件で選定されるので、特に問題があるとは思いません。
多分、このあたりが国民の多くがそれほど問題視していない、どうでもいい・・・というか、なんとなく反応が鈍く感じるのでしょうね。

それよりも赤熊が問題視するとしたら、個々の選挙区の立候補者数の多寡・・・選択肢の格差の方が問題だと思ってます。
立候補者が2人しかいないところと10人いるところがあるとしたら、それが平等なのか疑問なのです。
場合によっては1人しか立候補しなければ、選挙せずにその人が議員になることもありえます。(というか、小さな地方選挙はだいたいそんな感じがしますね)
でもそれは・・・有権者の意志なのか?という強い疑問があります。

立候補者が出ないのが悪い・・・といわれればその通りなので反論できないのですが、日本は政党政治を取っているわけです。
少なくとも党の方針と言うものがあり、その方針に沿って政治がおこなわれるわけです。
なので『どの政党の候補者か?』というのは極めて重要なファクターなのですが、それなのに政党は各選挙区に人を立てない。
と言うことは、出ない以上、そもそも選べないわけで・・・。

一票の格差(笑)と言えるくらい酷い差別だと個人的には思うのですが、まぁ、こんなものは赤熊の戯言ですので無視していただいて良いのですが、やはり一票の格差を考える前に根本を考えないといけないと思います。

選挙の根源、そもそも日本の選挙は「何のための選挙か?」です。
もちろん選挙は議員を選ぶためのものです。
問題は『どんな議員を望むのか?』がスッポリ抜けてることだと思います。

例えば、アメリカの上院は人口比によらず各州2名づつ出すことが決まっており一票の格差など無視されます。(なので70倍以上あるとか)
でも、それは『地域の代表』を選ぶという点に主眼が置かれているので民主主義や法の下の平等に反するわけじゃないわけです。

このような明確な思想・・・地域の代表者を選ぶのか?それとも選ぶ価値に重きを置くのか?
そういう選挙思想と言うべきでしょうか?
そういったことを考えて一票の格差を、選挙区の区分を、選挙制度を議論や問題視しなければならないと思います。

現行、こういったことが考えられて作られているかと言えば・・・そうは感じませんしね。
技術論的に一票の格差を解消したから全部OK・・・にはならないと思います。
選挙と言うものはあくまで『手段』であって『目的』ではないわけですから。

そういうことも含めて赤熊は現在の一票の格差なんてどうでもいいかな?と思います。
まぁ、考えるきっかけくらいになればいいかな?とは思いますが、司法がその点に踏み込んでいませんので、国民的な議論にはなりえないかな・・・と言った感じですね。

そもそもが間違っている移民政策

2013年03月24日 | スタンス
イギリスのロンドンで白人が少なくなってるようです。

【3/18 ロンドンから、白人の英国人が大量流出―10年間で60万人】http://fxya.blog129.fc2.com/?no=7803 政権ch

・・・どうやら移民が増えて元から住んでた白人たちが脱出してるみたいですね。
まぁ、ドイツのメンケル首相も『移民政策は間違い』って公言するくらいですし、他の欧州もだいたい似たような状況で失敗してますものね。
おおよそ、移民と元からいる者との間の文化的摩擦、宗教対立、失業率、治安の悪化・暴動、生活保護と言ったセーフティネットの負担増・・・などなどの軋轢を引き起こし、それらの問題より移民に来た国と受け入れた国との間で関係が悪化まで発展しているようです。
日本でも意味を入れようという話が度々、出されますが、同様に失敗するでしょうね。

では、なぜ移民政策は失敗するのか?
でもこれを考えてもさほど意味がないと思います。
個々の要因を考えても悪感情の問題ですから。

ですので、考えるべきはこっちです
なぜ移民を入れるのか?

もちろん労働力のためです。

国が豊かになると国民のほとんどに高い教育を施せるくらいの余裕が生まれます。
しかし高い教育を受けた人間がいわゆる3K(きつい、汚い、危険)と呼ばれる職場につくことを避けるわけです。
当然ですよね。
他に選択肢があるわけですから。
そのためにそういう職場は慢性的な人手不足になるのです。
なのでそういう職業がいないので移民にさせる・・・と言っているのである。

でもちょっと待って欲しい。
実はこのことが一番の問題点なのだと思います。

需要と供給・・・欲しいものがい多ければ値段が上がり、少なければ下がる。
資本主義において、これによりモノの値段が決まるわけです。
至極当然ですね。

で、なり手がいない・・・というのは『供給が少ない』ということです。
供給が少なければ買い手(需要)側はより多くのお金を支払わなければならないのです。

本来なら介護や看護職などで言われている3Kと呼ばれる職業・・・それが仕事なのですから内容は変えらるわけにもいかないので仕方がないのですが、

汚ければ汚いほど、
きつければきついほど、
危険であれば危険であるほど、

酬われるべきなのです。

この場合、金銭・・・給料でしか酬われないので最低でもそこを良くすべきなのです。
それが正当な方法なのです。

なのに、諸外国から人間を連れてきて供給を無理やり増やして労働力を安く抑える。
赤熊はここが一番の問題だと思いますね。
安直に移民を入れるより、その職業についた人間の待遇を良くすべきですね。(外国人かどうかなど問わずにです)

要するに、なり手がいないのではなく薄給でこき使える人間がいないだけですよね・・・。
現代の奴隷売買って感じがしますね。

2012.03.25  補記・訂正

歴史認識のお話

2013年03月18日 | 国際
なんか、韓国との間に歴史問題が出てきてるよね・・・・。
曰く、植民地支配の歴史認識うんぬん・・・・。
正直めんどくさい。

そもそもですが、歴史認識って言葉が胡散臭い。
というか、この言葉、歴史を真面目にやってる人間からしたら失笑もの、いや、それを通り越して呆れ果てているだろう。

認識・・・辞書的な意味合いは違うのですが、結局のところ『自分がそう思っている』と言う意味でしかない。(そうとしか使われていない)
それはつまり『主観』である。
歴史と言うものは客観的に語られるもので、主観で歴史を語っても意味ない。

あなた独自の解釈ね、だからどうしたの?

これでお終いなのだ。
正直言えば、認識なんて不都合なことを誤魔化すための言葉だろうとさえ思ってる。

こういうことを言う人って、歴史と言うものをどのようにとらえているかの根本が知りたいですね。

歴史と言うものは良いとか悪いとかの観点で語られることがありますが、赤熊は歴史に対してそんなものはないと思います。
良いか悪いかなんて、そんなものは主観でしかないからです。
それを良いと捉えるか?悪いと捉えるか?
そんなものは後世の人間の勝手な解釈でしかないのです。(または結果論)

ですから、あるのは歴史にあるのは成功か、失敗か、だけ。
もちろん、その成功が本当にいいことなのか?は別の問題ですね。(例えば、成功に味を占め、2度目をやったら大失敗した・・・といったことは歴史上でもよく聞きます。この場合、その成功も悪いことですね)

結果的に歴史的な事件が起きたためにどのように影響したか?が問題なのです。
客観視できていない状態で歴史を見ても意味はないでしょう。
赤熊はそれほど歴史に固執することがないので特にそう感じます。

とはいえ、主観を全く排除するのって難しいですね。
ある程度の推測や憶測も含まないと歴史と言うものは語れませんし。
その辺は匙加減なのでしょうが、でも、最初から主観で行く・・・と言われると、冷めた目で見てしまいますね。

冷めた目ついでに言うと、植民地支配を受けた事象だけをとらえれば端的に申し上げれば、それは植民地支配を受ける方が悪いのです。
屈辱だとか言いますが、それならば植民地支配を招かないようにすべきことです。
ていうか、他国の支配を受けたら、男は兵士に取られ、女はこき使われる・・・っていうのは人類の歴史、有史以前からそうなんですけどね。
ですから最後まで抵抗するなり、そういう風に扱われないようにしないといけないんですけどね。

お客は選ばないといけないよね

2013年03月12日 | 社会
ちょっとバカっぽい記事があったので、

自分の強みを活かすというアホらしい発想  Chikirin
http://blogos.com/article/57962/?axis=g:0


記事をかいつまんで言えば、供給者視点(強み)じゃなく消費者視点に立って考えようってところですが・・・・ええっと、前半と後半の結論が微妙に合ってないような気がするんですけど?

確かに、

>「これが欲しかった!!」みたいなもの作ってくれれば、それでいいんです。

それはその通りですが、これを提供できるのならそれはもう強みなんじゃ・・・・?
ここは別にどうでもいいとして、

そもそもすぐに移ろいゆく消費者の嗜好を十全に把握・・・これが難しい。
だって、消費者というのは特定の個人じゃなく群体なんですから形がないのです。
ですの、掴むにもある程度の形を与える必要がある・・・要は自分が扱えるようにその形になるように取捨選択・選別して特定の層に提供しなければならないのです。
結局のところそれをどうやって選別するか・・・といえば、強みなんですよね。
一週廻っちゃったって感じです。

そもそも提供したとしても、
それを買えば確かに便利になるけど、その金額は払いたくねぇわwww
初物ってだいたいこれで成り立ってるんだよね。

それをどうやって払いたくするか?
結局のところ、コストダウンするにしても強みと言うハサミが必要で、それで整えなければならないわけです。

結論、両方必要。
コストに見合うお客を選ばないといけないのです。
そんなものでしょう。

時々拝見してるけど、いつも以上に変なエントリです。
まぁ、筆者もわかっていて書いてるんでしょうが、それにしても雑な記事ですね。

選挙は無効?

2013年03月06日 | 政治
きょう、東京高裁で先の衆議院選挙が無効かどうかの判決がでます。
違憲判決が出るだけで、おそらく無効になることはないでしょうね。
てか、この裁判、東京高裁だけじゃなく、多数の裁判所でも同じ裁判がなされるようですが、同じ内容の裁判を同時に何カ所でもやるなよな・・・って思います。
下手な鉄砲、数うちゃ当たる方式なんて、司法には向かないと思うけどね。


・・・書いてた途中で判決が出た模様。
違憲だけど、無効までの言及なし。
まぁ、当然か。
選挙後に無効だなんだとゴネれも仕方ないし。

ところで、選挙の無効ってどういう意味なんだろう?
いや、意味はわかる。
わからないのは、無効になった場合、どうするのか?です。

今さら選挙をやり直せと言われても、議員数か選挙区を変化させないと一緒ですから意味がないわけです。
なら、惜しくも落ちた議員を復活させる・・・とか?
それはそれで無茶苦茶ですからできませんよね・・・。

・・・・・・これを違憲だと訴えてる人は何が目的なんでしょう?

世の中の人に訴えたい、知らしめたいだけ?
意外と謎な裁判ですね。

もしかして、これを実績やスローガンにして、政治家に転向するための布石?
弁護士が訴えているようですから、商売・・・宣伝のためだったりして・・・。

それだったら嫌だなぁ・・・・。

維新の会のスタンスが解らない

2013年03月03日 | 政治
ここのところ全く、報道されない維新の会。
支持率もパッとしないですね。
それはそうだろう思います。

なんせ、3月になっても維新の会のスタンスがわかんないのですから。
1月に積んでいる維新の会をエントリしましたが、その時から状況が全く変わってないのです。

・・・・・・正直、この政党すごくヤバイ状況でしょう。
現状何も決められない・・・に陥ってるんですから。

本来なら、野党ですから野党同士が協調路線を組むべきなんですが、民主党(嗤)とか、生活の党(侮)とか、社民党(蔑)とかいわれる勢力と組めないのは解ります。
落ち目と組んでもしかたないしね・・・。
しかも自民党に勢いがついているのですから、特にです。
なので、素直に自民党と組めばいいのにと思うのですが・・・。

まぁ、この共同代表のもう一方の頭が先見を全く持ち合わせてない場当たり的な人物なので、その時点で終わっているのですが、本来ならば、自民党が中道左派の政権なんですから、維新の会は中道右派を目指さないといけないのです。
そして、日本にはそれがいないポジションなので対立概念として有効なのです。
こここそが隙間だったんですが・・・・・・。

立ち上がれ日本との合併はなんだったんでしょうね?
ここを目指すための合併じゃなければ、何のための合併なんでしょう?
どうにも元々の気質が左派勢力のようなので、現状左派の左派同士が潰しあっているようにしか見えないんですよね。
いや、つぶし合うとういうか、迷走してるだけのようにしか見えないんですけどね。
そうなれば、参議院選挙では自民党の圧勝と言うことになり、ますますいらない子になるわけで・・・・・・・。

現状自民党圧勝で問題ない・・・・とも思うけど、やはり対立概念として野党と言うものも必要なわけで・・・・・。
日本の政治の問題はまともな野党が存在しない・・・と言う点につきますね。