意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
天佑自助が赤熊の基本理念です。

議論すらすべきでない女性天皇

2016年08月26日 | 社会
天皇陛下のお言葉があって、皇室典範の改定が進んでいるようです。
そこで気になるのが女性天皇の議論があること。

赤熊は女性天皇に反対というか、議論そのものをすることにも反対です。

というのも、この議論の行く着く先は『愛子様が天皇になるかどうか』ではなく、『愛子様の結婚相手はだれか?』ということになるからである。

現行、伝統に則れば、天皇は男系男子の皇族が引き継ぐことになるわけで、そこに新しく男系の女子または女系の男子が引き継げるようにすれば、当然に異論・反論・反対論が出てくるわけです。

そして天皇は『日本国の象徴』なわけで、天皇、もしくは引き継がれる方が国家を二分するわけがない。
となれば、愛子様が『天皇になられる』としたらお相手の方は『男系男子の旧皇族』しかいないわけです。
こうすれば次の天皇は男系男子の天皇になりますし、かつ、対外的には愛子様が天皇をなさられて、内部的(儀式等)には旧皇族の婿が天皇として行えば一番納まる形になり、それ以外にありえない状況ができるわけです。

というか、もう水面下でそのように動いてる可能性が高い気がしますが・・・。

赤熊は納得されたうえでそれを選ばれるのは良いと思いますが、もし今、女性天皇というというものを認めてしまえば、愛子様の選択肢は極めて少なくなり、ここまで少なくするともはや強制ですよね。
選択肢があったうえで選ばれるのならいいけど、そうじゃなくなることだけはどうあっても避けるべきです。
少なくとも、愛子様がご成婚なさられてから行う議論だと思いますね。

金メダルの格差

2016年08月19日 | 社会
オリンピックも終盤、日本は多くのメダルを取ってます。

それはとても素晴らしいことなんですけど、ちょっと気になることが。
メダルを多くとってることがクローズアップされてますが、メダルの数ってそんなに重要なのかな?って思うわけです。

たとえば、内村航平選手が体操で個人総合の金メダルはとても素晴らしいとおもうわけです。
でも、体操は床や跳馬など6種目と、床だけの個別種目での金メダルの価値は同じものなのかな?と思うわけです。
別に個別種目の金メダルが素晴らしくないと言ってるわけではないのですが、総合は金メダル10個分くらいあるだろうと感じるてモヤモヤするんですよね。
まぁ、金メダリストは金メダリストで間違いがないのですけど。

こういうのって、個人競技と団体競技の差でもありますよね。
水泳なんていくつも金メダルを取る人がいますけど、サッカーやラグビーなんてあれだけやっても1個だけですもの。
これで1個って言われても・・・・むーんって感じがしますね。

結局、メダルの数を競う・気にするってことは種目の中でメダルの数が多い競技を育成・強化したほうが良くて、サッカーとかラグビーは後回しにした方が良いって理屈になる気がするんですよね・・・。
まぁ、オリンピック自体は『スポーツの祭典』って位置づけでしょうから、そういう意図はないってことは解るんですけど・・・・そうは見られない状況になってますよね。

ちょっとメダルの数を言いすぎじゃないかなって思ったオリンピックでした。

生前退位という言葉の違和感

2016年08月11日 | 言葉・言語・文章
天皇陛下がお言葉を出されました。
陛下も80を超えられてますから、その先々を考えると今後の天皇制をどうすべきかは考えていかなければなりませんね。
・・・もっと早くに考えるべきだと思うけど。

それはさておき、気になるのが『生前退位』という言葉である。
・・・譲位じゃないの?

確かに陛下は『譲位』という言葉は使われてない(不用意に触れると天皇のありかたに触れる)のでお使いになられていないけど、でもそこは譲位と訳するべきだと思うのですが・・・・・。
確かに、退位という言葉がその地位・権力を手放すことですので、皇太子に継がせたいという言葉をお使いになられていない以上、譲位ではなく退位であると言われればその通りだと思います。
しかし、死後に退位するなんてありえない(単に次代の方が継承するだけ)ので、『生前退位』って言葉は、『頭痛が痛い』って言葉を聞いてるみたいで、奇天烈な印象の言葉なんですよね。
不敬というのもあるんですけど、そもそも日本語としておかしいです。
『退位』または『退位のご意向』ではいけないのでしょうかね?(そもそも退位で意味が通じる)

なんだか、マスコミの他意を感じますね。
穿ち過ぎだと言われれば否定はしませんが。


提言  118  組織選挙制

2016年08月04日 | 提言
東京都知事は小池氏に決まりました。
あまり期待できそうにない人に決まりましたが、得票数を見ると人気順というか知名度順といった感じですね。
まぁ、だから野党らは鳥越氏を担ぎ上げたのでしょう。

それはともかくとして、小池氏に限りませんが『○○氏の何(どんな政策)がよくて票を投じたのか?』と問われて、答えきれる有権者ってどのくらいいるのかが気になりますね。
理路整然と他の候補者のと違いを述べて、故に○○氏が良い!!・・・などと、答えきれる人はほとんどいないと思います。

最もこれは東京都知事選だけじゃなく、選挙全般で言えることですけど。

先の参議院選挙でも有名人候補なんてたくさんいましたし、そしてそういう人たちが当選するわけです。
だからこそ無くならないわけで・・・というか、だからこそ政党は有名人を擁立するわけで、戦略上、当然のことですね。
まぁ、見ず知らずの人より知ってる人の方が良いというのはわかりますけど、要するに有権者―――この場合、一般人というべきですが―――の政治意識なんて内容ではなく知ってるかどうかであって、その程度なんですよね。

別に有名人候補がダメではないのですけど、一番の問題はそれでは政治の質が担保できてないことです。
質が悪ければいくら選挙をしても無駄ですから。

で、どうやったら質が上がるかを考えると・・・やっぱり議論や討論なのですよね~。
政治家やその候補者にあって言葉を交わしたり、隣近所の人と政治の討論などをして理解を深めることにより質が上がるのですが・・・有権者はそんなことしませんよね。
常日頃、隣近所の人と政治について話し合うなんて面倒くさいし、可笑しな人と思われるし、面倒な人と思われるわけです。

本来ならそうあってはならないわけなんですが・・・・・。
強制的にでも政治について話し合いをさせるべきですね。
それが民主主義のありかたです。
・・・・・物理的にも時間的にも気分的にも難しいですけど。

なら、みんながみんな、やらなきゃいいんじゃね?

現状、それをしなければならないのは全員に選挙権があるからです。
ということは選挙権がなければしなくてもいいよね。

というわけで、今回の提言普通選挙をやめよう!!

ただ単純に廃止しては問題を起きるのは明白ですので、色々と考えなければいけませんね。
テストして受かった人だけ選挙権を持てるように・・・・というのも考えましたが、それは何も知らない馬鹿が排除されるだけで、それが質が良くなるという意味じゃないです。

となると・・・・・きちんと政治について考えてる人、有識者を代表者を決める方法ですかね。
アメリカの大統領選挙の予備選みたいに。
予備選挙は、有権者が支持を支持を宣言している代議員に投票する間接的な方法ですけど、現状の日本よりマシでしょうがこの方法も人気投票にならざるをおえないでしょうね・・・。

う~ん・・・・難しいねぇ。
そもそも選挙権がなかった時代、無かったからと言って選挙運動ができなかったわけじゃないです。
そういう人は選挙権を持ってる人・・・金持ちっつうか、地主かなんかに陳情してたわけですよね。
フム、自分の名前さえ書けない人が多くいた時代ですので参考にもなりにくいですけど、意外とこういう方が良い気もします。

政治組織というより、有権者の集合体というべきかな?
そういった組織を作り、その代表者に所属する有権者にかわり投票させる。
集団に100人いるなら100票、500人いれば500票分の投票権を代表者に与え、投票させれば良い・・・・・要するに、選挙を組織票だけにするってことです。
所属しない人は投票権なしでいいと思いますし。

組織票が問題となってますが、所属する組織への利益誘導こそが政治の本質でありますから別に悪いことではないと思います。
今よりはるかに解りやすいのですし。
政治組織を見れば、どういう主張をしてるのか一目瞭然になりますから、政治家も政策を作りやすいしね。

また、最終的な結論出し方など・・代表者が独断で決めるか、話し合って多数決にするかは各組織に委ねていいと思います。
代表者が誰に投票したかだけを公表すれば問題でしょうし。
それでも問題が起きたら問題が起きたことを『議論』すればいいわけですから。

組織の最低人数と、どこに誰が所属してるのかの把握、鞍替えの仕方などさまざまな問題もあるでしょうけど、少なくとも議論を成したうえでの結論での投票行為となりますから今よりずっとましになるのではないかと思います。


2016.08.08  わかりづらかったので補記訂正あり