意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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提言  92  固定資産税で対地震積立を

2011年07月04日 | 提言
赤熊は税金を納めさせるのに、そこに何らかのインセンティブを導入しないと、お金を取られている感だけ強くなっていくだけでないかと思います。
というわけで『税金を払うのに利点を』シリーズ第二回です。

今回の震災に限らず、大きな自然災害が起きたときに2重ローンが問題になる。
(2重ローンとは、元々あるローンの支払いに加えて、災害からの再建などのために新たな借金を重ねて返済負担が重くなる問題)

でも、赤熊は基本的にはこんな問題は引き起こらないと思ってます。
なぜなら、こういう時のために『保険』というものがあるわけですから。
レアケースでしょうが、きちんと保険に入っていたが賄いきれずに2重ローンを背負ってしまった・・・というのなら救うべきだと思いますが、そうでない場合は無視すべきでしょう。
リスクを背負うと覚悟して保険に入らなかったのですから、その意思は尊重すべきでしょう。

ただし、地震に関しては別です。
地震保険は建築物の半分までしか入れないからです。
広範囲かつ甚大な被害をもたらす地震では全額補償が難しいために半分までしか補償されない。(ちなみに地震保険は国主導の保険です。保険会社的には売りたくない保険みたいですね)

再建しようにも半分しか支払われなくては2重ローンを背負ってしまうことも多いわけです。
さすがにこれは何とかしないといけないよね・・・。
法律に明文化されているかはわかりませんが、激震災害などに指定されれば政府支援を受けられると思いますが、そうじゃない程度の地震の被害などに対処できないのは困りものです。
だいたい激震災害指定にされても、予算の確保だけはしておかないとならないでしょう。

どっから予算持ってこようか思ってたら、この時期、固定資産税の納付書が届き、納付しているころですよね?
税率は1.4%ですので1000万円の価値の土地なら14万円の税金ということだよね。
家にも固定資産税がかかるので、併せて30万円くらい払ってるのでしょうか?
結構な金額ですね。
資産を持っていると、それに税金がかけられること自体には異論はないのですが、やっぱりとられてる感が強いです。
・・・なら、ここを利用すべきです。

この固定資産税の一部を地震などの自然災害の時の復興支援のために積立てておくべきでしょう。
(別途、他の予算で積立てられてると思うけど、どこの財源か?を明確にしておくべき)

一番いいのは、徴収した税金を個々に管理して、その人が被災した時に自由に引き出せるようにして、それを代々相続かせていけたりできれば、とられている感が少なくていいかな?・・・と思いますが、さすがにそこまでは無理でしょうから、保険みたいにお金を集め積立てておいて、被災した人間に地震保険分を賄っていけるようにしていけばいいですね。
あ、地震保険に入ってない人は払わない方向でね。
資金が無限にあるわけじゃないしね。

固定資産税も貴重な財源でしょうから、全額を積立てられないでしょうけど、固定資産税での税収は8兆8000億円程度あるみたいですので、最低限必要と目される数兆円程度の積立なら、10年とたたずに積立てることは可能でしょう。

問題は固定資産税が地方税ということだけど・・・。
地域地域でやってもらえれば問題ないですけど、日本全国での積立にしないと効果が薄いからな・・・。

そのあたりは要検討ってことで・・・。

シリーズ・第一回
提言69  赤字企業対策・税金貯金

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