意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
天佑自助が赤熊の基本理念です。

レビューのつけ方 考

2013年09月17日 | 教育
先日あるCDのAmazonのカスタマーレビューとよばれる個人の購入者の感想が書かれているところを見ました。
参考になるもの、ならないもの、とまぁいろいろと書いてあるのですが、そこで気になったこと。

CDのレビューの最初に『ジャケットが悪い』と書かれているのである。
いかにジャケットが悪いのかを延々・・・とまではいかないけど、それでも相当数の分量を割いて書いてある。
一件だけなら気にならなかったけど、それが何件もあるのである。

これはなんなのだろう?

確かにそれほど良いジャケットじゃないと思うけど、だからといって長々と難癖つけるほど悪くもない。
話の取っ掛かりとして、または最後の方に一言二言添えてあるくらいならわかるけど、レビューで長々と難癖をつける意味は全くない。
そもそもジャケットなんてAmazonのページに載ってるわけだし、判ってて買ったんでしょう?
それなのになんで難癖なんてつけてるんだろう?

これってつまり、レビューの読み手のことを考えていないってことですよね。

基本的にはこういうレビューはわかる情報じゃなく、表面ではわからない、買わないとわからない情報こそ価値があるわけです。
商品の箱を開けてみての感想とか、家具なら部屋に置いてみての感想とか、食べ物なら味や匂いといった食感の感想とか・・・。
CDならば納められている音楽を聞いた感想ですね。
レビューの読み手はこういう情報こそ知りたいわけです。

それなのに見てわかるジャケットの話を長々と書くのは単なる独りよがりでしょう。
そんなレビューなんて読みたくないし、実際、後半にいろいろ書いてあったけどそれらは読まなかったし・・・。

相手の望む情報を伝える。
これこそがレビューのみならず、伝えること全般の神髄なのでしょうが、まぁ、難しいのでしょうね。
ですが、難しい物なのでしょうけどそこに意識を向けて書くべきでしょう。
せっかく書いたレビューを誰も読まないなんて物悲しいですものね。

現代は一億総評論家社会などと言われてますが、普通に文章を書くという機会もめっきり減っており、逆にこういう短くためになるレビューをするということが増えてます。
短くともきちんと伝える・・・今でも教えているのでしょうけど今以上に学校で教えるべき・・・そういう風に教育に変革が必要なのかもしれない、とAmazonレビューを読んで思ってしまいました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿