コージーアンティークの日記

日記や修理・メンテナンス、アンティーク情報などもろもろをご紹介してゆきます。

Paul McCobb 没後50年・・・ポモナ・タイル

2019-11-20 17:32:28 | Paul McCobb ポール・マッコブ
昨日、久しぶりに出かけた国会図書館。

・・・と気が付くと夕方。

飲まず食わずの5-6時間がこれほど早いとは・・・日にちの経つのが早いはず!




さて、令和となった2019年も残すところあとわずか・・・

2019年・・・そうですね、思い出しました。。。




今年はポール・マッコブPaul McCobb 没後50年にあたります・・・1969年没ですので。


ケアホルムやウェグナー、ヤコブセンといった有名どころの北欧系デザイナー家具の復刻を手掛ける大手フリッツ・ハンセンも手掛け始めたようですね・・・マッコブの復刻モノ家具シリーズ。


現存するヴィンテージは数が限られているので、幅広い層に広くデザインを認知させる・・・というのにはいいのかな?とも思いますが、いろいろ心情は複雑(笑)

例えば100年後に見た人は違いが判るのだろうか・・・とか。




ギターなどで言えば、『レリック』などとわざわざ新品発売と同時に古色加工されたものが、まっさらの新品より高く発売されています・・・が、これなども100~200年後に見た人はどうなんだろう???



日本の骨董もなどもそうですね・・・すでに江戸時代に多く作られていた複製品がすでに最低でも150年は経過しています。

どんなものでも150年も経てば相応の古さが出てくるでしょうし・・・

オリジナル?

ちょっと遅れて作られた復刻品?

それとも悪意のあった贋作?





やはり単純に真贋を見極めるといってもその根拠が大切です。

これは、○○です・・・って言い切るための証拠?みたいな客観的な情報。


わたしも随分といろいろ情報を集めていましたが、その中で有力なものの一つが当時の『広告』。

特に、出版などの現物(紙)媒体として出された雑誌や新聞の広告などは多様な場所に収まっており、後年に改ざんができません。





これらは、アメリカ大手の上場非鉄メーカーの広告。

こういった中にも有力な情報が隠れていたりしますので、実物(切り取った紙の広告)として保管しています。

無論、オリジナルですので相応の価値があるために、実際にマーケットで売買されています。



さて、こちらはアメリカのタイルメーカー、ポモナ・タイル Pomona Tileの広告です。

日本で言えばLIXILのようなメーカーになるんでしょうけど、規模感はかなり小さいかな・・・

1950年代、特に1957年には新進気鋭のデザイナーを起用したシリーズを出していたようです。



これは割と有名なジョージ・ネルソンが手掛けた作品。

そのほか、何人かのデザイナーが手掛けた作品がシリーズとして発表されました。





そのシリーズの中では、ポール・マッコブも作品をデザイン。

『ルーレット』などと作品にタイトル(名称?)もつけられていました。



これらは、いずれも当時の雑誌の広告。

商品がいわゆる建材ですから、建築設計・施工関係を請け負うプロの人たちにアピールしなければなりません。

結果的に、一般紙ではなく関連業界の人たちが仕事がらみで目にする専門誌・・・ということになります。



これらが実際に施工されるわけですね。



当時、実際にどれくらい売れたのか?

新築した施主にしても、このタイル良いね・・・くらいで選んだことでしょう。

そして、現在も残っているのか、はたまた取り壊されてしまったのかはわかりません。




これらは実物ですが、これらは本物のタイル・・・しかも未使用!



気になる方はいるかな・・・?






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