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世界戦争の一歩手前

2012-01-20 | ラジオ
ペルシャ湾での状況が緊張している。イランからの警告にも関わらずアメリカは地域での機動部隊を強化している。専門家らの見方では、両者はすでに警告の応酬を終え、一触即発の状態に迫っているという(男性アナウンサーの声が出ていないので語尾が聴こえない)。

4日、イランがホルムズ海峡で行っていた軍事演習ヴェラヤト90が終了した。ホルムズ海峡は欧米向けの石油輸出のうち、海上ルートの40%を占める重要な拠点だ。イラン側は海峡の封鎖を警告したがアメリカはそれに直ちに対応し、演習海域に空母ジョンステンニスを中心とする機動部隊を派遣(男性アナウンサーの声が出ていないので語尾が聴こえない)。
イラン軍のサレヒ司令官はアメリカにとって面倒なことになると警告し、イランは如何なる脅威にも対応できるよう、必要なものはすべて有しているとやり返し(男性アナウンサーの声が出ていないので語尾が聴こえない)。

東洋学者のドルゴフ氏は、今のところ両者とも戦争は望んでいないとして次のように述べている。
「イランはアメリカとの戦争を必要とはしていない。何故ならイスラエルという同盟国を持つアメリカに、対抗できるだけの軍事力を持っていないからだ。
アメリカに関してみれば親イスラエル・ロビーだけでなく、そのほかのロビーもいるわけで、この紛争が勃発しないことを望む勢力もあるわけ(男性アナウンサーの声が出ていないので語尾が聴こえない)。
そうなれば最終的には政治指導部の決断次第で、今のところイランに対して、軍事行動をとるというような決定はされていない」
ドルゴフ氏は、このようにコメントしている。

ペルシャ湾では、ほんの小さな軍事行動であっても、その数日後には地球規模での影響力を持つ。地域のすべての国々が、これに巻き込まれるからだ。この際、イランは決して孤立無援になることはないと指摘するのは、ロシア科学アカデミー東洋学研究所のクラーギナ主任研究員だ。
「地域の国々はもちろん如何なる武力行使に対しても反対の立場をとっている。何故ならば、例えば航空機によるちょっとした軍事行動でも、それはイランが対抗措置をとる理由となり、そのしわ寄せは隣国にやってくるからだ。それは地域全体に波及する。
ペルシャ湾岸諸国はイランに対して、どちらかというと否定的な態度をとっている。理由としてはいくつかあるが、第一にシーア派の問題だ。第二にイランの核分野における政策がある。これは否定的な反応を呼び起こしている。
しかしトルコやレバノンなど多くの国々は、戦争が起こればイランに敵対することはないだろう。逆にイランを支援することも在り得る」
主任研究員は、このようにコメントしている。

イランの主要な同盟国はシリアだ。欧米諸国にとってはイランとシリア、この両国の政治体制は邪魔な存在となっている。アメリカの中東における行動の目的は、アフマディネジャド政権とアサド政権の転覆である。一方のロシアは、あくまでも外交的な解決を主張し続けて(男性アナウンサーの声が出ていないので語尾が聴こえない)。

男性アナウンサーの語尾が聴こえない゛

1月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル