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シリア、テロとの戦い

2012-01-06 | ラジオ
シリアの首都ダマスカスでは23日(昨年の12月23日)、2件の自爆テロが発生し少なくとも44人が死亡、150人以上が負傷した。
治安施設の周辺で自動車が爆発した。治安機関の職員のほか、民間人も犠牲となった。
現在伝えられている情報によるとリビアからシリアへ侵入した、国際テロ組織アルカイダのメンバーによる犯行の可能性があるということだ。
アラブ連盟は長い間、シリアでの騒乱の影にテロ組織や過激派がいることを信じようとしなかった。

リビアの政治学者アルサトル氏は、この事実を無視することは非常に難しくなったと述べ次のように語っている。
「シリアは騒乱の影に過激派がいるとの声明を表したが、多くの国はこのシリアの声明を信じていない。
ですが今回の事件は、それが真実であることを証明する可能性がある。イラク戦争のシナリオをシリアで繰り返そうとしている、西側とアメリカの真の目的が現在、さらに露になってきている。これらの国々がシリアの反政府勢力を支持することで、シリアには大きな不幸が訪れる恐れがある。シリアに到着した監視団は真実の事態に付いて語ることができるだろう」
政治学者は、このように発言している。

自爆テロは朝の礼拝直後に起こった。はじめは被害の規模について推測することはできなかったが、これは恐らくシリア国内で発生した最大規模のテロの一つ(声が出ていないので聴こえない)。
なおシリアの反政府勢力は今回のテロについて、政府軍による犯行だとの声明を表した。
東洋研究所のイサエル所長は全面的な情報戦争により研究者たちは真実を知るために、多くの力を注がなくてはならないとの考えを表し次のように語っている。
「ユーロニュースでは、シリアのホムス地区で発生した衝突の様子が放映された。ジャーナリストたちは政府軍が射殺したと思われる人々が、どのように埋葬されたかについて伝えた。
ですがそこではリビア反体制派の旗がひるがえっていた。シリア人が他国の旗を掲げるとは考えられない。情報戦争が繰り広げられているのだ」
所長は、このように発言している。

シリアで起こっている最近の出来事を考慮する限り、シリアは危機的状況に近づきつつあり一刻も早い解決を求めて(声が出ていないので聴こえない)。
シリア危機は、どのように解決されるべきだろうか。ロシアのラヴロフ外相は、リビアでのシナリオが使われてはならないとの確信を表している。
ラヴロフ外相によると、イエメン情勢を解決した経験を使用するのが、より効果的だ。

ラヴロフ外相はロシアは全ての国際社会と同様、人権の遵守と暴力の停止を求めていると強調した。外相は国連安全保障理事会に提出された、ロシアの決議案について再度言及した。ロシアは一般市民が犠牲となっているシリアでの武力行使、ならびに軍事挑発戦略を非難して(声が出ていないので聴こえない)。

インテリジェンス 闇の戦争――イギリス情報部が見た「世界の謀略」100年
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講談社

2011年12月24日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル