マラナ・タ  …  私たちの負い目を唯一人、背負われて父の元へ帰られたのは。神があなたを愛されているからです。   

ただ父なる神の愛とイエス・キリストの愛を多くの皆様にお知らせしたいのです。帰れやと、父はあなたを慕い待っておられます。

同じ人です

2018年11月30日 | キリスト教

「あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。」

                           ルカ 6章 41節

 

42節では「偽善者よ」とイエスが厳しい言葉で諭されます。自分のことは棚に上げて人の弱点を

とやかく言ってさばきがちな私たちに、大切なことを気づかせてくださるのです。

私たちはどうしても自分に甘く、他人に厳しくなりがちです。自分にも同じような弱さがあるのに、人を厳しく糾弾する。

それはその人のうちに自分自身を見つけたからかもしれませんが。

イエスが言いたかったことは「あなたの持っている弱さとか、限界とか、そのことをよく考えなさい。

他の人もあなたと同じように、限界とか、弱さを持っているのだよ。」ということではないでしょうか。

私たちは、イエスを見つめることなくして、他の人を見つめることがしばしばあります。
 
そして、他人の目のおが屑(ちり)を取りのけようとするのですが、イエスは、自分の目にある丸太(梁)を

まず取りのけなさいと呼びかけられております。
 
ですから、イエスを仰ぎ見た後に他人を見るのではなく、自分自身を見なければいけません。
 
私たちのクリスチャン生活は、あくまでも、神と自分との一対一の関係なのです。
 
あの人がどうなのか、この人はどうなのか、あのキリスト教団体はどうなのか、
 
という詮索をする前に、自分自身はどうなのかと問いなさい、とイエスは言われています。
 

 

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命に代えられない

2018年11月23日 | キリスト教

そして人々に言われた。「どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。

なぜなら、いくら豊かな人でも、その人のいのちは財産にあるのではないからです。」

                        ルカ 12章 15節

ここで教えられているのは、富を蓄えこと自体を非難しているのではありません。イエスが諭されたのは財産のたくわえができたから、

もう大丈夫だ。明日からは好きなように損で暮らそうと考えた「愚かさ」にあります。

なぜなら、人の命は財産によって保証されているわけではないからです。

生命というものは、いつでも「いのちの本源」によって生かされているものに他なりません。

貪欲に気をつけよ、と言われています。偽善は、人から歓心を得たいという強い思いですが、

貪欲は、物を得たいという強い思いです。

イエスが話されている「いのち」は、ゾーエ、霊的ないのちのことです。自分はどうして生きているのか、

死んだ後にどうなるのか、そうした生きる意味について人間は考えます。けれども、多くの人は、その空白を物で満たそうとします。

「これさえあれば、私は幸せになれる。生きがいを見出すことができる。」と思います。そして、実際に欲しいものが手に入ると、

「いや、まだもっと何かがあるはずだ。」と思って、さらに多くのものを求めます。けっして満足することがないのです。

 

マタイ 6章 19~21

「 自分の宝を地上にたくわえるのはやめなさい。そこでは虫とさびで、きず物になり、また盗人が穴をあけて盗みます。

 自分の宝は、天にたくわえなさい。そこでは、虫もさびもつかず、盗人が穴をあけて盗むこともありません。

あなたの宝のあるところに、あなたの心もあるからです。」

 

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新しい一日

2018年11月16日 | キリスト教

「 あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです」

                                    Ⅰペテロ 5章 7節

「神が心配してくださる」ことです。私は、「このような悩みは神に聞いていただくのは申し訳ないし、

自分で頑張って考え悩まなければいけない。」などという愚かしいことを考えてしまうことがあります。

けれども、神が心配してくださいます。パウロもピリピ人への手紙4章 6節 でこう言っています。

「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、
 
あなたがたの願い事を神に知って いただきなさい。」

さて、私たちの人生を確かなものにしてくださる方は神です。私たちを作り、支配しておられる神は

父として私たちを愛して居ます。そして私たちの人生を通して、その神の御心を着実に実現相としておられるのです。

旧約聖書の箴言16章9節に

「人間の心は自分の道を計画する。主が一歩一歩を備えてくださる」「 神様の考えを無視して、計画を立ててはいけません。」

と記されています。( 新共同訳聖書とリビング・バイブルです ) 

困ったとき、問題や迷いのある時、いつでも素直に神の前に、自分の思いや心を注ぎだしましょう。

コップを真っ逆さまにして中の水を全部注ぎだすように、私たちは空っぽにして神の前に出るとき、

神は私たちが戦う力が必要ならその力を、自分を変えることが必要なら新しいいのちで満たしてくれます。

神に全部打ち明けて、神にすべてを期待していくと、そこに新しい一日が開けてくるのです。

 

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より頼む。

2018年11月09日 | キリスト教

「旅には杖一本のほか何も持たず、パンも、袋も、また帯の中に金も持たず、
    ただ履物は履くように、そして「下着は二枚着てはならない」と命じられた。」

                       マルコ 6章 8~9節

 
宣教は、身軽で行きなさい、という命令です。そして、主の備えにより頼まなければいけません。
 
ただ、もちろん文字通り、杖一本だけで、2枚の下着を着ないで行くことは今ではできないでしょう。
 
というのは、次に書かれている文化の背景があるからです。
 
また、彼らに言われた。「どこででも一軒の家にはいったら、そこの土地から出て行くまでは、
 
その家にとどまっていなさい。」当時の中東では、旅人をもてなす習慣が非常に強くありました。
 
ですから、弟子たちはその家の人々が与えてくれるもので、生きていくことができたのです。
 
このように主は現実の生活の必要をすべてを祝福するという約束をされたのです。

イエスが弟子たちに神の働きのために送り出した時のことばです。これでは何かあったらすぐ困るとしか思わずにおれません。

しかし、ここで大切なことは、荷物を沢山持つことではなくて、

どんな苦しいときにもくじけてしまわない心を持っているということではないでしょうか。

イエスは出かけようとしている弟子たちに、何も持って行かないようにと命じられました。

そのかわりに、自分は一緒には行けないけれども、いつもあなた方を守ってあげようと、

イエスは約束してくださいました。

弟子たちはこのイエスの約束を信じて出かけました。お金も、服も持っていませんでしたが。

イエスの力を心の内に、体の中に一杯にして出かけたのです。

私も、どんなに苦しいときでも、くじけてしまわないような心を持ちたいのです。

 

 

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平和を願う

2018年11月02日 | キリスト教

「悪から遠ざかって善を行い、平和を求めてこれを追い求めよ。」

                 Ⅰペテロ 3 章 11節

 

平和というものは、待っていれば、向こうから自然にやってくるというものではなく、

また何もしないでも続くものでもありません。

平和はひたすら追い求め続けなければなりません。次のような印象深い言葉があります。

「平和のためには、戦争をするときの、二倍の苦労と努力が必要である」戦争を経験した人は、

戦争中の生活がどれほど大変なものであったか思い出されるに違いありません、

でも、平和はその二倍の努力と労苦が必要であるというのです。

イエスは平和を追い求め続けられました。その生涯は苦難の連続で、ついに十字架につけられ、

苦難の極みを味わいつくされました。その苦難によって平和をもたらせようとされています。

私たちも、平和を願って追い求める努力を惜しんではいけないと思います。

これは非抵抗・忍従の教えではない。悪は悪として排除せよ、しかし悪に対するに暴力を持って対抗するな。
 
これがキング牧師の生き方だ。
 
「愛は敵を友人に変えることのできる唯一の力である。・・・私たちは、赦すだけの包容力を育て、
 
いつくしまなければならない。赦す心の欠けた人は、愛する心も欠けている。
 
最悪と言われる人々にも何らかの善があるものだし、最善と言われるにも、何らかの悪があるものである。
 
この事実がわかれば、それだけ私たちは敵を憎むことが少なくなってくる。」
 
 
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