「私たちは、舌をもって、主であり父である方をほめたたえ、同じ舌をもって、神にかたどって造られた人をのろいます。」
ヤコブ 3章 9節
この手紙を書いたヤコブは船と舵の例をあげて、大きな船であっても、小さな舵で操縦者の思いのままに運転されると言っています。
それと同じように、身体の中で舌は小さな器官ですが、これを正しくコントロールしないと、とんでもない方向に行ってしまいます。
神に向かって讃美した舌が数十分後には、人間に呪いの言葉を出すと言うことは、もうこれは恐ろしいことです。
私たち性善説を取りますが、しかし聖書は人は性悪説、人間の本性は悪だと言うのです。その舌を通じて人を害するのです。
このように同じ舌が、まったく反対のことをするわけです。舌をコントロールすることは、非常に難しいことです。
舌を正しくコントロールする力を神に求めましょう。ただ、ことばによる失敗を恐れて、
出来るだけ言葉を出さないことに努力するのではなく。人を理解し、慰め助け、励まし力づけ、
喜びと希望を与えるような言葉を出すことができるように、助けてくださいと祈りましょう。
マタイ 12:36 ~37
「わたしはあなたがたに、こう言いましょう。人はその口にするあらゆるむだなことばについて、
さばきの日には言い開きをしなければなりません。あなたが正しいとされるのは、あなたのことばによるのであり、
罪に定められるのも、あなたのことばによるのです。」