マラナ・タ  …  私たちの負い目を唯一人、背負われて父の元へ帰られたのは。神があなたを愛されているからです。   

ただ父なる神の愛とイエス・キリストの愛を多くの皆様にお知らせしたいのです。帰れやと、父はあなたを慕い待っておられます。

恥じない

2020年12月18日 | 聖書

「【主】よ。私はあなたに身を避けています。

      私が決して恥を見ないようにしてください。」

                        詩編 71篇 1節

ユダヤの人々は、恥を恥とする民族です。そして日本人もまた恥を恥じる人種です。

私は人間として本当に恥ずかしいことが二つあると思います。

その一つは、「罪」です。私たちの心の汚れ、内面的な卑しさです。

ジョン・ウェスレーは「罪のほか恥ずべきものは何一つない」と言いました。

私たちはたとえどんなものを恥じても、この「罪」を恥としないならば、

それは最も恥ずかしいことです。神はどんな隠れた罪もご覧になります。

そして私たちが本当に恥ずべきもう一つのことは、こんな罪深い私を愛し、

私のために十字架の上で血を流し、罪を赦してくださった神に恥じることです。

神は愛と恵みに満ちたお方です。あなたを愛して育ててくださるお方です。

このようなお方を恥とすることほど恥ずべきことはありません。

神に恥じない生活こそ、恥をかかない人生です。

 

神に身を避けるわたしたちには、希望があり、神は私たちを見捨てはされないのです。

「収容所を生き残ったのは体力の優れた者たちではなく、

希望を失わなかった者たちだった」

ヴィクトール・フランクル(夜と霧〜アウシヴィッツからの帰還より)。

 

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平和について

2020年12月11日 | 聖書

「 平和を実現する人々は、幸いである、/その人たちは神の子と呼ばれる。」

   マタイ 5章 9節

国際的な平和という大きな問題について考えてみたいと思います。

第一に、
平和の実現に欠かすことができないのは正義です。ある国が他の国から不正に取り扱われている限り、

社会の平和も世界の平和も実現することはできません。

第二に、
必要なのは、真実です、自分の国だけが正しく優れており、他の国や民族は劣っていると言った

曲解された考えを持っている人は、平和を実現する人にはなれません。

第三に、
対話がぜひとも必要です。聞く耳を持たずに怒鳴り合っていたのでは何の進展も得られないでしょう。

理性的に行われる対話によって相手の立場を理解し、相手のみている真理の一面を知って、

ともにもっと全面的な真理を、そして相互理解を深めることができるようになると思います。

 

パウロは、「あなたがたは、自分の関する限り、すべての人と平和を保ちなさい(ローマ12:18)」と言いました。

そして、平和をつくる者が神の子と呼ばれるのは、神が平和の神だからです。

パウロはまた、「平和の神は、すみやかに、あなたがたの足でサタンを踏み砕いてくださいます。(ローマ16:20)」と言っています。

 

そして、神との平和は神の平和につながります。私たちの心が、自分の理解を超えたところの神の平和で守られるのです。

「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、

あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、

あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。(ピリピ4:6-7)」

 

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祈るために

2020年11月20日 | 聖書

「神よ、わたしは貧しく、身を屈めています。速やかにわたしを訪れてください。

          あなたはわたしの助け、わたしの逃れ場。主よ、遅れないでください。」

                               詩編 70篇 6節

この詩編は伝統的に受難節に読まれてきました。十字架につけられた主イエスの祈りと通じるものがあるからです。

私たちの信仰はしばしば緊急性、切迫性が感じられるところで試されます。つまり、私たちが緊急性、

切迫性として感じられる状況では、助けが遅くなってしまったら大変だという恐れが背後に隠れています。

そんな私たちの恐れに対して、イエスは「あなたがたの信仰はどこにあるのか」と問われます。

神を信頼するということがどういうことかを探られることばです。

また、信頼するとは、一見、緊急を要する状況の中でも主にあって安心することです。

そうした主を信頼することから生まれる心の余裕を持つことが、本当の信頼することだと信じます。

 

祈りは、私たちに与えられている特権であり、人生の奥義です。(シークレット) 祈りについて三つのポイントで考えました。

第一は、「悩む者、貧しい者です」と正直に魂を裸にして祈ることです。自分の実情を認め、

偽善や見栄の衣を脱ぎ捨てて祈る、悔い改めた魂の祈りこそ神に聞いていただける祈りです。

 

第二は、魂の緊急性からくる本音の祈り、本気の祈りを捧げることです。

この作者は「神よ、私の所に急いできてください」と祈っています。どうしても今、助けてもらわなければだめなのです、

と本気で願い求めるとき、父なる神は神の子供たちの叫びを聞いてくださらないことがあるでしょうか。

 

第三のポイントは、神こそ私を助け、救ってくださるお方だと確信して祈ることです。この祈りの秘密を私のもととしたいものです。

 

( ダビデは王ですから物質的には貧しくないですが、霊的には自分は貧しいことを知っていました。

主がおられなければ自分には何もないことを彼はよく知っていました。私たちはどうでしょうか。)

 

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喜んで。

2020年11月13日 | 聖書

「神よ、わたしの内に清い心を創造し/新しく確かな霊を授けてください。」

               詩編 51篇 12節

罪の清めによって、主に仕える霊が回復できますようにと祈っています。

その清い心により霊が揺るぐことなく、御前に留まることができ、

救いの喜びに基づく神への奉仕ができます。

そうです、私たちの奉仕は、救いの喜びに支えられた、喜んで仕える霊です。

したがって、私たちは神に仕えるということについて真実に知りたかったら、

まずは罪の清めを知り、救いの喜びを知っているということです。

 

聖書は、痛みを伴ったおそれや、偽りの愛からではなく、心から神に仕える望みを人に与えます。

おそれの心から神に仕える人は、おそれが続く間しかその奉仕を続けないからです。

自分の意志によるのではなく、強制によって、神に仕える人は、刑罰がなく地獄が無くなれば、

仕えることをやめるでしょう。同じように、繁栄と報いを求めて神に仕える人も永続しません。

報いがなく、栄えることもないと知ったらなら、神を愛することをやめるからです

。これらすべての人たちは、神の救いの中に喜びをもちません。彼らはまことの霊も純粋な心も持たず、

神より自分を愛するのです。しかし、良いシッカリした意志によって神の仕える人々は、

物事がうまくいかなかっても、気持ちがよくても苦々しくても、主の奉仕に揺らぐことはありません。

 

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知っておられる。

2020年08月28日 | 聖書

「わたしの舌がまだひと言も語らぬさきに/主よ、あなたはすべてを知っておられる。」

                     詩編 139篇 4節

この詩編のことばは、紀元前九百年ごろの信仰者の叫びです。

人がどこへ逃れようとも、神からは逃れない事が書かれています。

人は孤独であり、また社会的なものと言われています。

家族、友人、仲間と共に生きていくなかで、自分の失敗、

あるいは全くの誤解で周りの人から排斥され、孤独になってしまう場合があります。

そんな時に一番の助け手となり、ゆっくりと悩みを聞いてくれるのは、

忍耐と愛に満ちた親、兄弟、夫婦、仲間や友人でしょう。

しかし、その交わりの中にあっても、孤独のどん底で悩む者にとっては、

本当の意味での支え手とはなり切れないかもしれません。

しかし、神が共にいてくださる以上に心強いことはないでしょう。

この口から言葉が出る前から私の考えを知っておられるからです。

この世に生まれる前から、神はあなたを見守ってくださっているということです。

 

私たちは自分の内に相矛盾した二つの面を持っています。

ひとつは、孤独のゆえに、「自分を知ってほしい」という面であり、

もうひとつは、恐れのゆえに「人に自分のことを知られたくない」という面です。

神は私たちのすべて(良い面も悪い面もすべて)知った上で、私たちとかかわってくださいます。

それは、私たちが神とのかかわりなしに生きることはできない者だからです。

あなたも安心して神の前に進み出ましょう。シャローム  そして  マラナ・タ

 

マタイ6:8
「あなたがたの父なる神は、あなたがたがお願いする先に、あなたがたに必要なものを知っておられるからです。」

 

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