「 平和を実現する人々は、幸いである、/その人たちは神の子と呼ばれる。」
マタイ 5章 9節
国際的な平和という大きな問題について考えてみたいと思います。
第一に、
平和の実現に欠かすことができないのは正義です。ある国が他の国から不正に取り扱われている限り、
社会の平和も世界の平和も実現することはできません。
第二に、
必要なのは、真実です、自分の国だけが正しく優れており、他の国や民族は劣っていると言った
曲解された考えを持っている人は、平和を実現する人にはなれません。
第三に、
対話がぜひとも必要です。聞く耳を持たずに怒鳴り合っていたのでは何の進展も得られないでしょう。
理性的に行われる対話によって相手の立場を理解し、相手のみている真理の一面を知って、
ともにもっと全面的な真理を、そして相互理解を深めることができるようになると思います。
パウロは、「あなたがたは、自分の関する限り、すべての人と平和を保ちなさい(ローマ12:18)」と言いました。
そして、平和をつくる者が神の子と呼ばれるのは、神が平和の神だからです。
パウロはまた、「平和の神は、すみやかに、あなたがたの足でサタンを踏み砕いてくださいます。(ローマ16:20)」と言っています。
そして、神との平和は神の平和につながります。私たちの心が、自分の理解を超えたところの神の平和で守られるのです。
「何も思い煩わないで、あらゆるばあいに、感謝をもってささげる祈りと願いによって、
あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、
あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。(ピリピ4:6-7)」
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