森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

ヤブマオ

2008年09月18日 | Weblog
イラクサ科の「ヤブマオ」の花です。
ひも状の花序です。
花を拡大してみるとこんな形をしています。
よく似た「カラムシ」がありますが、これの特徴は葉の裏が白いです。
海岸でみかける肉厚の葉を持っているのは「ラセイタソウ」です。「ラセイタ」とはポルトガル語で毛織物のラシャ布のことだそうです。

秋の暮れ 倒立する手に 草匂う(遊仙)

青い空の下、草の上で逆立ちしたくなります。

雌雄同株でこれは雌花のようです。
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ノブドウ

2008年09月17日 | Weblog
ブドウ科の落葉つる性植物の「ノブドウ」です。
秋になると空色になります。

実は食べられません。
食べられるのは「ヤマブドウ」です。
利用する駅のプラットフォームの空き地で撮りました。
この空き地は、よく草刈がされていますので、シードバンク(種子の貯蔵庫)からいろいろな草木が発芽します。どんなシードレイン(種子の雨)があるのかが判る絶好の観察ポイントです。
たとえば、今は「アカメガシワ」「ムクノキ」「カラスザンショウ」「ワルナスビ」「エノキ」「ヤマグワ」「ヤマハゼ」等の芽が出ています。

野葡萄や 一粒ごとの 日向ぼこ(遊仙)

一粒一粒燦燦とお日様を浴びています。正に太陽の光エネルギーが植物を育てているのです。光合成とはすばらしいメカニズムです。
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クマヤナギ

2008年09月16日 | Weblog
クロウメモドキ科の「クマヤナギ」です。全国に分布しているそうです。
横浜自然観察の森で撮りました。名札もついていないので、どこにあるのか判らないと思います。昨年2007年の11月にこの樹を観察したのですが、場所を忘れてしまったので再び訪れ、探して居場所がやっと見つかりました。

秋の風 記憶の糸を 手繰り寄す(遊仙)

平行な葉脈です。葉柄の基部の上面は膨らんでいて、芽を包んでいるかもしれません。
葉は柳のように細くはありませんが、やや垂れ下がっています。
初夏に白い花を咲かせます。
短枝につく葉は先が丸いです。

花が終わって実が生っています。

これも短枝の葉です。

葉柄の上部(垂れ下がっているので下になっていますが)の上面は膨らんでいます。

徒長枝につく葉の先端は尖っています。同じ樹なのに、おもしろいですね。

横浜自然観察の森の東屋(あずまや)です。
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ミズヒキ

2008年09月15日 | Weblog
タデ科の「ミズヒキ」の花です。赤い小さな花です。こんな格好をしていました。
秋の野原を彩っています。

花の中が白いので、紅白の水引に例えたようです。

風まかせ すすきの波を 泳ぐかな(遊仙)

寄せては返す波のようなススキの原です。お日様があたって銀色に輝いています。
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メドハギ

2008年09月14日 | Weblog
マメ科の「メドハギ」です。小さな白い花をつけます。
横浜自然観察の森でみました。
荒地の緑化のために植えられたようです。

競り上がる 太古の地層 萩の花(遊仙)

600万年前、海洋プレートに押されて盛り上がった地層の傍に萩が咲いていました。三浦半島の「めくりあがった地層」の誕生の秘密が今、解き明かされようとしています。人間の英知に拍手を贈りたいとおもいます。
この世界は日進月歩です。新しいアイデアと想像力(ロマン)が必要とされる世界です。プレートテクトニクスが多くの地学の現象を説明しています。

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リスアカネ

2008年09月13日 | Weblog
トンボ科の赤とんぼの「リスアカネ」です。翔の先端が黒褐色です。
横浜自然観察の森で撮りました。
「ミヤマアカネ」は翔に褐色の帯があります。
秋ですね赤とんぼの語感が似合います。

赤蜻蛉 目で追う空の 広さかな

青い秋の空を赤とんぼが飛んでいます。何方(どなた)の句かわかりませんが、気に入っています。
赤とんぼには、広い空が似合います。

赤蜻蛉 空の高さを 独り占め(遊仙)

秀麗の候いよいよ天高しです。一年中で秋の空が一番深いかもしれません。
今日は、三浦半島で付加体の観察会です。
付加体とは、海洋プレートが沈み込むときに海洋プレート上の海山や岩石が日本列島にくっついたものです。日本列島はこの付加体でできたと言われています。
世界でもっとも新しい付加体を見に行きます。 

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ヌスビトハギ

2008年09月12日 | Weblog
マメ科の「ヌスビトハギ」です。秋の野山に咲いています。
葉は3出葉です。ピンクの蝶型の花をつけます。

萩の花 行けども行けど 草の海(遊仙)

秋の草花を漕いで原っぱを歩きます。

実はサングラスのような形をしています。
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キンミズヒキ

2008年09月11日 | Weblog
バラ科の「キンミズヒキ」です。「みずひき」と言うので「タデ科」かと思っていましたが、なんとバラ科だったのです。今、野山に咲き乱れています。
これは、横浜自然観察の森です。自然観察の森は全国に10箇所あるそうです。
ここの公園には「クマツヅラ科」の「クマヤナギ」があるのですがその姿を見に行ったときに撮りました。

秋立つや カワセミの飛ぶ 瞬く間(遊仙)

田越川を川上に向かって、一瞬の間に、カワセミが青緑の航跡を引いて一直線に飛んで行きました。久しぶりに見る光景でした。

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コモチシダ

2008年09月10日 | Weblog
シシガシラ科のコモチシダの無性芽です。これが地面に落ちて増えて行きます。
無性芽は「オリヅルシダ」でもみられます。横浜自然観察の森で撮りました。

「コモチシダ」は肉厚で裏に胞子を沢山持っているので子持ち羊歯だと思っていましたが、子供の無性芽があるので子持ち羊歯という名前が付いたそうです。
胞子でも繁殖しますが、無性芽でも栄養繁殖します。
茶色のところからぽろっと取れます。

野の花は 野の花らしく らしくある(遊仙)

先生は先生らしく、裁判官は裁判官らしく、医者は医者らしく、サラリーマンはサラリーマンらしく、首相は首相らしくということが、昨今の世の中はとても難しいことになってしまったらしい。皆さんの資格や現在の役割に誇りを持って欲しいと思うのは私だけでしょうか。みんな同じ人ではだめなんです。機械を保守する人はその仕事にプライドを持ってほしいのです。みんなすばらしいお仕事というところは同じです。野の花や樹は、花らしく樹らしく育っています。だから美しいのかもしれません。(独り言) 
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アフリカハマユウ

2008年09月09日 | Weblog
ヒガンバナ科の「アフリカハマユウ」です。「インドハマユウ」も仲間です。
ヒガンバナ科なので、葉花見ず、花葉見ずです。最初は葉が出ますが、葉が無くなってから花茎が出て花が咲きます。
10cm位の大きな花です。

「災害は忘れた頃にやってくる」といいますが、この花は、毎年、忘れた頃に咲きます。
夏秋の 行き交う空の 風が吹く(遊仙)

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