クマツヅラ科の「ハマゴウ」です。「浜栲」と書きます。浜香がハマゴウになったとか。
海岸に生える落葉低木だそうです。砂浜を這うように伸びています。夏に花が咲きます。実も良い香がします。三浦半島毘沙門天の海岸で見つけました。葉山の御用邸の海岸にも群生しています。
葉っぱはやや内向きに湾曲しています。青紫色の美しい花です。雄しべが4本雌しべが1本あります。
「ハマゴウ」のコルク質の実は海流によって運ばれ、「ハマゴウ」の仲間が世界中の海岸でみられるそうです。
秋の実の 遠き島より 流れ寄る(遊仙)
黒潮に乗って南の島から日本列島に流れ着いたのでしょう。やしの実だけではなかったのです。