森林

森林の姿をわかりやすく紹介しましょう。
樹木、草本、動物、昆虫など、なんでもあります。

続実生のむくろじ

2005年08月22日 | Weblog
その後の「むくろじ」の様子です。
厚ぼったい2枚の子葉から羽状複葉の葉っぱが
互生してでてきました。
これは羽根つきの黒い玉の入っている実からでてきたものです。
「はぜ」のような葉っぱです。
植木鉢の「むくろじ」と書いた札の傍から8月に入って、すでに4箇所から
芽がでてきました。土の中に双葉が埋まっていて、除々に小さな羽状複葉の
葉っぱが顔をだして伸びてきます。
掘り出そうとしましたが、意外に根っこは長く、白い根っこの途中を折って
しまったことがありました。それからは掘り出すときは範囲を広くするなど
注意しています。
東京都立小金井公園のユリノキの林のある広い公園の真ん中に独立してこの
「むくろじ」の大きな木が立っています。
是非見て触ってください。
秋には、幹の下に沢山の「つくばね」の黒い玉を拾うことができます。
実の外側は、茶色で「でこぼこ」のしわだらけですが、中に、つるつる
肌の黒い実があります。

この写真の「むくろじ」の発芽は5月末でしたから、3ヶ月経過した姿です。

つくばねの 黒玉はぐくむ むくろじよ(遊仙)

黒い硬い実ができるのに何年かかるのでしょう。
煎じ詰めれば、これも太陽のエネルギーなんです。
水、炭酸ガス、葉緑素、窒素、燐、カリと光でセルロース、リグニン
その他の有機物が生成されるのです。
世界最大(重量)の生物(有機物)は、実は樹木なんだそうです。
コメント
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