今日は、午前中「京都御所春季一般公開」へ行ってきました。今日が初日で、公開は8日月曜日)までです。入口で荷物チェックを済ませ、今回も、凛々しい警察犬の見守る中、御所内に入りますした。
入ってすぐ「御車寄(おくるまよせ)」の設えは毎回変わります。今年の衝立は林葵山(はやしきざん)筆の「岩に唐鳥の図」です。唐鳥とは、オウム・クジャクなどの外国産の鳥のことだそうです。
続いて、参内した者の控えの間の「諸大夫(しょだいぶ)の間」です。当時は、身分の上下によって異なった部屋に通されたそうです。格の高い順から「虎の間」「鶴の間」「桜の間」です。今の季節は、格下でも桜の間がいいですよね~。(^^)
「新御車寄(しんみくるまよせ)」には、六曲一双の屏風が展示されていました。狩野尚信(かのうなおのぶ)筆と伝わるものです。
左隻、右隻それぞれに源氏物語の6つの場面が描かれています。左下は夕顔、右下は空蝉の場面です。
御所内には、特設のお土産店が数カ所あります。ここだけのお土産もいろいろ。キティちゃんのお守りもあります。(500円)
回廊にもいろいろ展示されています。生け花が展示は「御寺泉涌寺の月輪未生流(つきのわみしょうりゅう)」
「大本山大覚寺の嵯峨御流(さがごりゅう)」「総本山仁和寺の御室流(おむろりゅう)」です。どれがお好み?
花器、宣徳薄端(せんとくうすばた)の展示もありました。明代の宣徳年間(1426~1435)に鋳造された銅器を模して作られたと思われるものです。胴に、龍や亀、鶴などの彫刻が施されている花器6点が展示されています。
紫宸殿の左近の桜はギリギリ見頃でした。昨年の公開では咲いていなかったのに・・・今年は早っ!そういえば、昨年の春の公開は寒くてダウンジャケット着用でした。
右近の橘の茅もなく・・・やはり暖かいのですね。昨年は養生で、すっぽり茅がかけられていました。
清涼殿の襖絵にも桜が描かれているものがあります。なお、今回は、室内に等身大の人形展示はありませんでした。
今日は気温が20℃を超え、もはや初夏の雰囲気・・・。参内殿付近の桜も見頃が終了していました。
見学を終えた後、毎度のお楽しみ俵屋吉冨さんの茶店で一服です。新メニューの御所善哉セット、京番茶がついています。善哉にお餅は入ってないようで・・・。(TmT)京番茶はちょっと独特の芳しい香りがします。まじくんは「おっさんの口のにおい」って、いつも飲みません。(^^;)
春休み中で久しぶりに同行してくれた、まじくん。子供は正直、おいしい饅頭は喜んで食べます。普段はおまんじゅうを食べないくせに。(--;)
京都御所一般公開 http://www.kunaicho.go.jp/event/kyotogosho/kyotogosho.html
公開は4月4日(木)から4月8日(月) 開門9:00 閉門15:30 拝観所要時間は30~40分です。土日は雅楽や蹴鞠の実演があります。
駐車場500円:いつもの中立売御門から入る駐車場は一般乗用車は使用できません。烏丸通りを南下し、出水口から入る臨時駐車場があります。寺町通り側の駐車場は使用できますが、時間によって加算されますので、臨時駐車場の方が安く上がると思います。京都御所一般公開は、毎回出かけています。12春 12秋 11春、11秋、10春、09秋 09春、08秋
この後は御苑の桜の様子をご報告します。次のぶろぐにて。