まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

奈良を視て楽しんできました(1)法隆寺

2008年09月03日 | 奈良

しばらく、お盆前にまじくんと出かけた奈良をご紹介します。奈良は、2010年の平城遷都1300年祭にむけて、注目されています。トミーズツアーも奈良の旅が人気です!

自宅(京都南IC)から、奈良までは京奈和自動車を通って1時間ほどかかります。奈良県へ入って、おもちゃ屋さんの看板を見つけたまじくんが「おもちゃ、見るだけやし、見たいなぁ・・・。」「え?だめ!早くお寺行かなあかんし!」「おかーさんも電気屋さんでカメラ見てもいいでー。」「え?カメラ?・・・」ここで、ようやくカメラを忘れたことに気付きました。(@Д@)どうしよう・・・ものすごーくショックでした。

使い捨てデジカメが出たらしいですが、まだ地域限定だし、この時点ではまだ発売前です。カメラ買ってもバッテリー充電しないと使えないし・・・いろいろ考えたり、お店へ寄ったりしましたが、結局、携帯のメモリーと車で使える充電器を買って、携帯電話のカメラで撮ることにしました。めんぼくない。(^^;)

まずは、法隆寺へ向かいました。駐車場は、普通車500円くらいからです。門前のお店利用の場合は、無料になるところもあります。一番近いらしい駐車場(600円)へ停めました。

法隆寺は、推古15年(607)に聖徳太子と推古天皇が創建し、現在の建物は8世紀初頭にほぼ完成したといわれています。世界最古の木造建築物群として世界遺産に登録されており、国宝、重要文化財の建築物だけでも50棟を超えます。

法隆寺といえば、正岡子規の「柿くえば鐘が・・・」の句が有名ですが、門前のお土産店で柿のソフトクリームが売られていました。(250円だったかな?)なお、句碑は、中門の右手(東側)の池のそばにあります

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法隆寺の拝観料は一般1,000円、小学生500円です。まずは、玄関口である総門の南大門(写真左下)をくぐりました。創建時のものは、永享7年(1435)に焼失し、永享10年(1438)に現在の門が再建されました。3年後に再建なんて、力があったですねー。すごい!(@@)

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門をくぐると、きれいな石畳がどーんと広がって、その先に中門(写真左下)が見え、奥の方に五重塔が見えます。この風景、いつ見ても素敵で「あー、奈良に来たなぁ」って思う景色の一つです。京都とは違う開放感を感じます。(私だけ?)飛鳥建築の粋を集めた中門は国宝に指定されています。重厚な屋根にエンタシスの柱、左右に立つ金剛力士像は、日本最古のものです。

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受付を済ませ、五重塔のある西院伽藍(さいいんがらん)から見学しました。私が前回法隆寺を訪ねたのは、昨年の11月、正倉院展が開催されていた時でした。【前ブログ】その時は、修復されたばかりなのか、塔の勾欄(こうらん:手すりの様な部分)がピカピカして、違和感がありましたけど、今回は色が落ち着いていました。なお塔の高さは34.1メートルです。

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ちなにみ、この日(8月13日)は、ものすごーく暑い日でした。こんな時は、回廊のあるお寺はいいですよね。直射日光の当たる境内に出ずに、回廊からゆっくり塔や金堂をを眺めました。なお、回廊は奈良時代のもので、国宝に指定されています。

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拝観料には、西院伽藍内のほかに、大宝蔵院(だいほうぞういん)、東院伽藍(とういんがらん)が含まれています。大宝蔵院は、百済観音堂を中心にして、有名な夢違観音像(白鳳時代)・推古天皇御所持の仏殿と伝える玉虫厨子(飛鳥時代)など、日本を代表する宝物類を多数安置しています。飛鳥・奈良時代の仏像はとっても美しいです。(写真撮影はできません)

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大宝蔵殿の門を出て、東に向かうと、国宝の東大門が見えます。その先の東院伽藍内には、夢殿があります。夢殿は、観音の化身と伝える聖徳太子を供養するための殿堂として、神秘的な雰囲気を漂わせています。ここから、すぐ先には聖徳太子の母の御所をお寺にしたと伝える尼寺の中宮寺があります。(10年ほど前にひとりで市営バスで訪ねた時は、法隆寺と中宮寺で3時間はかかりました)

法隆寺 http://www.horyuji.or.jp/

じっくり法隆寺を楽しみたいところですが・・・この日は、カメラも忘れたし、先を急いで薬師寺へ向かいました。つづく。