ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

民主党「ITS議連」がITSスポットを視察

2010年12月20日 | ITS
国交省は12月6日、民主党「ITS議連」の国会議員にITSスポットの体験試乗を実施したらしい。

ITSスポットはVICSビーコンの次世代である、という説明を行ったようだが、民主党の議員さんたちはこの仕組みに税金を投入する価値を感じたのだろうか?

とりあえず、「ナビもETCも新しい物にしなければならない事はわかりました。普及には時間がかかりそうですね」という感想があったようだが、具体的な内容は報道されていないのでわからない。

「普及に時間がかかる」ではなく、「ほとんど普及は期待できない」が正しいだろう。

これが安全に寄与するというのなら、なぜその普及に時間がかかる特別なナビを付けた車だけに個別に情報を発信するのか?
その情報を誰でも見れるような方法(路側表示など)で配信するのが正しいのではないか?というような、基本的な質問はでなかったのだろうか?

こんなものに税金を投入する価値があるのかどうかをきっちり見極めるのが、国民に選ばれた国会議員の役割だろう。


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1 コメント

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DSRC/ITSスポット/ITSスポット対応ナビの普及 (知恵の輪)
2010-12-20 22:38:06
DSRC/ITSスポット/ITSスポット対応ナビの普及に関して。

2010年度までに首都高でITS用DSRCアンテナ(ITSスポット)を110基、全国では1600基を設置を計画していますね。
しかし普及する環境がまだまだだと感じます。
・ITSスポットから提供されるサービス情報は、国交省、ナビメーカのWEBなどから概略はわかるのですが、例えば首都高4号新宿線の初台付近のITSスポットを走行して、どんなサービスがそこでは提供されているのか事前に分からない。
従がって、ナビ購入者に有難さもわからない。
・ITSスポット対応ナビメーカは現在5社ほどありますが、機能的にITSスポットサービスの全てのをサポートしているわけではない。初台付近を走行して、N社製ナビはサービスを無視しているかもしれない。
このことカタログ・取説にも書いてない。
・ITSスポットサービスが故障・停止しているかも知れない。もちろんセンタで機器の稼動監視はしている
のでしょうけれど、アンテナが情報を吹いているところまで。どうナビに表示されたか否かは監視者には分からない。

てなわけで、ITSスポットサービス普及には、
○○付近走行時の「前方映像とナビ映像音声」は最低必要として、メーカ別のナビ映像もあり、
ITSスポットの緯度経度あり、走行速度○○以上でナビ表示するの条件、英語サーズ有り無し、
の様な「全国ITSスポット情報提供サービスWEB」なるものがあると良いと思いませんか。

ナビ購入者、車載器取り付け業者、路側DSRCメーカ、車載器メーカ、道路管理者、国にとって利得あると思うのですが。

この場合、WEBの運用・維持には多くの映像と、情報提供が必要になりますが、
a)ボランティアで利用者無料でしょうか。これなら見るか。
それとも、
b)地図の更新のように事業化して利用者有料でしょうか。これなら見ないか。
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