みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

タスカのシャーマン、転輪のリベット

2010年04月24日 08時24分05秒 | AFV(米)
 名作の譽高いタスカのシャーマンシリーズ、ファイアフライに始まって、75ミリ砲の各型、そしてもうすぐ76ミリ砲型が出るそうです。1/35も作るのかって? いや、あまり得意ではないんですが、よい製品なら気軽に楽しく作れますし、何より、タスカというメーカーは何だか応援したくなるので、一応各製品買ってます。
 で、どうしてもビビって止まっていたのが、一番最初に出くわす、転輪の処理です。転輪の縁の内側に植えるようになっていますよね。しかも、ランナーの上にリベットがずらりと並んでおり、それを自分で削って転輪に接着しなければならないんです。うわ、小さい…。それに凄い数。転輪一個にリベット12個、そしてその転輪が一輌につき12個。ってことは、合計144個! しかも、ランナーにモールドされているリベットの数は、予備なしのぴったり144個。絶対何個か無くすぞ…。リベットをナイフで削って、それを転輪に移植。接着はどうしようか、先にリモネン系をさっと塗っておいて作業するのか。
 どうしても嫌ならば省略したり、あるいはリベットを植えなくてもよいタイプを選んだりしても構わないわけですが、やはり挑戦したくなります。模型店の仲間に聞くと、みなさんちゃんとリベットを植えたとか。その技術と根性に拍手を送りたい。伸ばしランナーをネギみたいに刻んで代用した人もあります。さて、私はどうしようか。
 で、また思いついたのが、ヒートペン。説明書には、リベットを植える場合には必ずビットを接着面に直角に当てよと書いてあります。しかしこの場合、転輪の縁に付けるんですから、どうしても車軸部分を避けるためにビットは斜めに当たってしまいます。それでうまく行くのかどうか。やってみました。
 何箇所か形が乱れましたが、だいたいこの程度には出来ました。うん、これなら行けるんじゃない? さすがヒートペンは応用性が高い。もちろんよく見るとリベットの周辺がややめくれた感じになりますが、塗装すれば分からないと思います。パテを流し込んでごまかすことも可能だし。そして何より、作業が早い。プラをすくい取って、転輪に当てる、という作業約20~30秒でリベット一個を作成できます。失敗した時も修正は可能。作業中どうしても熱せられた軸が車軸部分に触れることはありますが、ここは組み立てれば隠れるので問題無いと思います。
 今回は0.4ミリビットを使ってみましたが、もう一つ小さい0.3ミリでもよかったように思います。次はをちらを使いましょう。いや、まだ何輌も買ってますから…

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