みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

Aモデルの新製品“5-1”&“5-2”

2010年03月23日 00時01分02秒 | AFV(英)
 HobbyTerraの通販で入手したAモデルの新製品、ロケット実験機“5-1”&“5-2”です。
http://www.hobbyterra.com/product.asp?idProduct=2478
最近のAモデルはどんどん水準が上がっており、まあ組み立て始めたらいろいろあるんですが、見た目は十分作れそうに見えるレベルです。特に最近はロシア・東欧機ばかりではなく米英など西側の機体も出し始め、スケールも1/72に1/144とバリエーションが広がってきました。しかしAモデルの得意分野と言えばやはり、資料もろくにないロシア機でしょう。その意味ではこのキット、いかにもAモデルらしいと言えますね。
 このキット、2機セットになっていて、“5-1”と“5-2”が両方作れるようになっています。写真の下側、胴体左右を含むパーツとキャノピーの透明パーツは、同じものが二つ入っています。上半分はそれぞれ“5-1”と“5-2”で使うもの。
 で、このキットのタイトルの“5-1”&“5-2”ですが、どうもこの実験機、単純に「航空機5-1」とか「航空機5-2」とか呼ばれていたらしいんですね。戦車などでも、実用化する前はよくオブイェークトと呼ばれたりしますが、それと同様です。当然“5-1”の改良型が“5-2”なのですが、安定性の確保のために、主翼や尾翼などあちこちの形状を改めたらしいんです。この時期のロケット機なんて、高速が出る割にはエンジンも操縦系統もめちゃくちゃ不安定だったことでしょうから、パイロットは命がけだったんでしょう。
 胴体は写真の状態だと“5-2”用です。“5-1”にするときは、尾翼直前のパネルラインの位置で胴体を大根みたいに輪切りにして、写真左上に見える尾翼パーツを接続しなければなりません。おまけに“5-2”にしても、改良型はこのパーツのままでよいのですが、前期型は尾部下面のひれをカットしなければなりません。いずれにせよ説明書をよく読みながら作るべし。写真上の右側は“5-2”用のパーツですが、ご覧のように主翼翼端が下向きに折り曲げられた形状になっています。テーパーのない主翼の先端が下を向いていると、模型としては非常にかっこいい。
 一応仮組してみましたが、合いはよいようです。デカールはAモデルのいつもの質。面白いのは、機体のパーツ以外に、実験母機となったペトリアコフPe-8の改造パーツと、母機への懸架用のパーツが入っていること。デカールは赤星マークのみ。

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