みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

エアフィックスのMiG-15 その4

2010年01月24日 08時09分34秒 | キット評
 さて、MiG-15の機体本体には直接関係ない話ですが、このMiG-15を含む一連の1/72の新製品、比較的安価で、初心者や子供でもある程度確実に作れるものを目指している感じがします。私は実物は見ていませんが、『モデルアート』の製作記事によると、エアフィックスのBf109 G-6は、機首の機銃バルジが左右つながっていて、目玉のおまわりさんみたい(いや、真ん中でくびれてないか…)になっていたそうですし、ディテールの正確さよりは低コストや作りやすさを目指しているのでしょう。このMiG-15も、部分的にやや部品がはまりにくい場所もありますが、全体的には作りやすい。サイズの正確さにはもう少しこだわって欲しかったのですが。
 で、ひとつ面白いことに気づきました。箱の横に「Made in India」と書いてあるんです。へえ、インド製なんだ。金型をインドで作らせているのでしょうか、それとも射出成形と袋詰めをインドでやっているんでしょうか。エアフィックスは既にHORNBYの傘下に入っていますので、解説書にはHornbyのイギリスの住所が書いてあります。気になって最近のエアフィックス製品の箱も見てみました。写真をご覧下さい。スピットファイアMk.IXcの箱は、側面に「Made in China」と書いてありました。あ、これは中国製なんだ。チャイナリスクを避けて全面的にインドに移ったわけではないのかな。他に、金型自体は古いものですが、HORNBY傘下に入って後のボーファイターTF.Xの箱を見てみると、これは「Made in India」になっています。古い金型を使った射出成形生産もインドでやっているということでしょう。今後の動向に注目したいと思います。生産地の変更がキットの水準に関係あるかもしれませんから。
 さて、MiG-15の話なのになぜわざわざスピットファイアの箱絵の写真を掲載しているんだ、と言われそうですが、いやいや、右側の写真をご覧下さい。「IMPERIAL WAR MUSEUM」と書いてあるんですよ。これ、イギリスを旅行した知人からお土産で頂いたんです。特に模型愛好家というわけではありませんが、模型・モデルガン・漫画・アニメなど大変好きな方で、戦争博物館にも行ったんだそうです。これはミュージアムショップで買ったものなんですね。もちろん、箱も中身も、日本で買うものと変わりはしませんが、でも博物館の正札が貼ってあると、なんだかうれしくなります。
 ついでに、私はスピットファイアにはそれほど詳しくありませんが、このスピットファイアのキットは見たところサイズやスタイルの問題はなさそうだし、ディテールはそこそこで、なかなか作りやすそうです。MiG-15もこれくらいがんばって欲しかったなあ。

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