みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

光硬化パテの扱いについて

2011年01月26日 17時17分12秒 | 工具・材料
 常日頃愛用しているタミヤの光硬化パテですが、私が一番重宝しているのは、細かいところまで入り込んでくれること、プラスチックを侵さないこと、という二点です。パーツを合わせたときの細い隙間にきちんと流れ込んで欲しい、しかもその隙間を埋めるだけが目的で、その回りの平面はできるだけ削りたくない、そんな場合には持ってこいです。細い割れ目に素直に入ってくれるので、こんもり盛らなくても最小限の量で済む。プラを侵さないので、割れ目の回りにはみ出したパテは楊枝の先などで固まる前にぬぐい取ってしまえる。とまあ、プラへの食いつきはそれほど良くないという点を補う、非常に大きなメリットがあるわけです。
 しかし、日常やっているのが何しろミニスケールですから、少量ずつしか使わない。二三年前に買った一本の、チューブがまだ全然やせ細っていない。それで最近気になっているのが、メリットの一つである流動性がやや下がっている感じがするということなんです。とろみが無くなった、というか、粘度が上がったというか。だから細いところに素直に入る、という性質がやや無くなった気がするんです。まあ、何年かに一本買い直せばよいのですが、他のパテに比べて一本の値段が高いし、たくさん残っているのももったいない。
 で、ふと気づいたんです。もしかしてこの正月の寒波で部屋が冷え切っていた、その温度の影響もあったのかも。しかし、ものがパテですから、加熱というほど加熱するとそれこそ変質してしまうかもしれない。溶剤が飛んで固まるものと違い、化学反応を起こすかもしれません。そこで、おっかなびっくりだったんですが、ちょっとしばらく暖かいところに置いといてみたんです。
 家の中で、常にぽかぽか暖かい場所。でもやけどしたりパテが変質したりするほどに熱くないところ…。そうそう、テレビの周辺です。光パテは、私はちょうどよい大きさのキャンディーの缶に入れています。機密性よりは、光を遮断する方がよいので。で、その缶ごとテレビの上のテレビチューナーの上に、ずっと置きっぱなしにしていたんです。もちろんテレビも24時間つきっぱなしではないんですが、数時間つけているとけっこう暖かい。冬のお茶の間は暖房してますから、寝る前にテレビラックの扉を閉めると、かなりの間熱がこもったままになる。朝起きて見ても、冷え冷えしていないくらい、というくらいの温度はある。
 そしたら、かなり流動性がもどってきました! ただ、買ったときほどではないので、これは経年変化でしょうか。でもかなり使いやすくなりました。冬の光パテの保管場所は、テレビの上に決まり。ただし、長時間になると化学変化を起こしたりするかもしれませんので、そこはぜひ自己責任でお願いします。

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