10月26日、土日、東京や大阪では「民主主義ってなんだ」「憲法を守れ」の声が響きました。
渋谷の街を席巻したのは、「特定秘密保護法に反対する学生有志の会(SASPL(サスプル))」の呼びかけに結集した2000人の学生ら。ラップに合わせて「オレたちで始めるんだ、絶対に変わる」「ぼくらは決してあきらめない」とデモ行進しました。
SASPLはネットでつながった学生らが結成。今年の2月と5月にも都内でデモを実行しました。カッコイイやオシャレにもこだわりますが、彼らは確かな主張をもって、一人ひとりが運動の主人公になっています。
本紙20日付の若者のページでメンバーが語っていました。「おかしいことはおかしいと声をあげた方がいいなって」「思考停止するか、変えるかでしょ」「できることをやる。オレたちにとってはそれがデモだった」。いま全国で声をあげている若い世代に共通する思いでしょう。
東京新聞より
私の意志を、私の言葉で、私の声で、主張することにこそ、意味がある―。政治や社会に正面から向きあおうとする姿は、無関心や内向きというレッテルを若者に貼ってきた者たちへの強烈なアンチテーゼにもなっています。
いつの時代も社会を突き動かしてきたのは若者の叫びです。「自分がかかわらなくても…いまさらやってもしょうがない…そういう考えが日本をダメにしてきた。私たちはあきらめずに、たたかう」ことが大事です。