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マルクスは生きている?

2009-06-26 23:32:27 | Weblog
不破哲三さんが「マルクスは生きている」という新書を今年2月に発売しました。
発行所は平凡社という編集者で私ははじめて聞く会社でした。
この新書を紹介したいと思います。



「18年前にソ連が崩壊したとき1991年)、「マルクスは死んだ。資本主義万歳!」と勝ちどきをあげた人たちが一部にいました。
 それから8年たった1999年、イギリスのBBC放送が、国内と海外の視聴者を対象に、「過去千年間で、もっとも偉大な思想家は誰だと思うか」というアンケート調査をおこないました。調査の結果は、カール・マルクスが圧倒的な第一位でした。第二位はアインシュタイン、第三位はニュートン、第四位はダーウィンと、三人の自然科学者がそれに続き、資本主義をほめたたえた思想家は、一人も上位には現れませんでした。
 そしていまです。さらに10年たった2009年、貧困と格差、金融と経済の危機など、体制の根底をゆるがす暴風が資本主義の世界で荒れ狂っています。日本でも世界でも、「資本主義の限界」が実感され、「この世界の前途をどう見るのか。マルクスの意見を聞きたい」という声が広がっています。」と不破さんは切り出します。

実は私は2001年イギリスを訪れ、マルクスをホームページで紹介しています。ブックマークをご覧下さい。当時の大英博物館の閲覧室にマルクスが資本論を書いた机が紹介されています。



ところで不破さんは「マルクスは、19世紀に生き、活動した思想家です。そのマルクスの意見が、なぜいま求められるのか。これまでにも、「マルクスは死んだ」という声が開かれた時期は、現代の世界の歴史のなかで何回もあったことですが、マルクスは、そのたびによみがえりました。
なぜ、マルクスはいつもよみがえり、世界からその声が求められるのか。
 その答えを見出す道は、マルクスの思想と活動をたずねる以外にはありません。この本は、その問題意識から、マルクスの真実の姿を読者に紹介しようとして書いたものです。
マルクスはその思想も活動もたいへん多面的な人物ですが、私は、そこからマルクスの三つの顔をとりだしたいと思います。
 それは、唯物論の思想家・マルクス 資本主義の病理学者・マルクス 未来社会の開拓者・マルクス この三つの顔です。さっそく、マルクスを紹介し、その目で現代の世界を見る仕事を「唯物論の思想家・マルクス」の紹介から始めましょう。
 なお、三つの章は流れを追って書いたものですが、それぞれの章はそれなりにまとまった部分をなしているので、好みに応じて三つの章のどこから読んでいただいても結構です。」紹介はこの程度にして、ぜひ、お読み下さい。
定価は720円と手ごろです。