特養ホームの待機者

「特養ホームに入れるのが先か、死ぬのが先か・・・」介護保険制度ができるまえに叫ばれていたことです。日本共産党は一貫して建設・増設を求め、今から20年近く前、初めて区内に特養ホームができ、現在は15カ所にまで増えました。しかし、事態は改善するどころか、いっそう深刻化していることが明らかに…。



特養ホームの
待機者数（5.27現在）
３３９９人
Ａランク　１３６５人
Ｂランク　１４７４人
Ｃランク　　５６０人




えっ！こんな人がＡランクの最低点!?
　現在、区内の特養ホームはすべて民間施設ですが、入所は区が一括して決定います。高齢者の状況に応じて指数をつけ、優先度の高い順にＡ～Ｃランクまであります。
　要介護５で完全寝たきり。認知症もあり、食事も自分で採れず経管栄養。老老介護。療養型の病院に入って順番を待っている…
　こんな大変な方でさえ、Ａランクの最低点で、Ａランクの待機者だけで１３００人以上もいるのです。
　新たに発表された中期財政計画では、今後８年間の全ての施設などの建設計画が明らかになっています。
　すでに具体化しつつある「西新井３丁目」「竹ノ塚翔裕園」「入谷紫磨園の増築」を除くと、８年間でわずか３カ所しか増設せず、新たに増える定数枠は、８年間で最大でも５５０名分です。
　これでは、現在待っている方のうち、最重度の方すらも、全員入ることができません