ちば市史編さん便り16号(2016年3月)「千葉町に電灯がやってきた」には千葉電灯株式会社のことが触れられています。
同社の初代社長は紅谷四郎平といい、次のように紹介されています。
「紅谷四郎平: 千葉町屈指の資産家。 明治32年有志とともに株式会社千葉割引銀行を設立、創立委員長取締役を経て頭取となった。 千葉電灯株式会社創立を計画し、 取締役社長 (就任の記事: 明治39年4月7日 『東海新聞』)。劇場衆楽館の設立・鉄道聯隊の誘致などに積極的に関わる。(後略)」
銀行や電灯会社等を次々と設立した起業家です。また、次のエピソードからは土地を多く所有していたことが窺えます。
「明治25年の千葉大火においては自家所有の宅地を割き、 自費を投じて開墾のうえ千葉町に道路を寄附し、この道路は紅谷横町と呼ばれた。」
千葉の資産家、起業家として名を馳せた人物と思われますので、
機会があれば更に追っていきたいと思います。