南斗屋のブログ

基本、月曜と木曜に更新します

交通事故の被害者の後遺障害認定の方法は

2023年01月27日 | 交通事故民事
交通事故の被害者の後遺障害認定の方法は

(問題の所在)
 交通事故の被害者に後遺障害が残った場合、その認定の方法はどのようにすれば良いでしょう。自賠責に被害者請求をする方法、任意保険会社を通じて事前認定をする方法があります。後者(事前認定)のメリット・デメリットを考えてみました。

・メリット
①任意保険会社の担当者が後遺障害の内容を認識できるので、後の手続きがスムースにできる。
②医療機関への同意書を任意保険会社側に渡しておけば、任意保険会社が手配してくれるので、被害者側の負担軽減になる。

・デメリット
①後遺障害の調査を主導する自賠責調査事務所との間に任意保険会社担当者が入る形となり、自賠責被害請求よりも介在する人が多くなる。
②任意保険の担当者が後遺障害の診断書を病院から直接取得するケースでは、被害者側が後遺障害診断書の内容を把握できないことがある。
③任意保険の担当者によっては、手持ち件数の多さからか、自賠責調査事務所に申請する手続自体を忘れていたり、遅滞していたりする例が見られる。
④任意保険会社というのはあくまで相手方であり、被害者側に有利なようにはアドバイスはしてくれない。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする