4月1日(土曜日)。(アムステルダム)☂☁。なかなか快適な飛行で、無事にアムステルダムのスキポール空港に到着。バンクーバー空港では預ける手荷物をカウンターに持って行くだけで、そこで搭乗券をもらって、セキュリティを通って、「スカイチーム」のラウンジへ直行。というはずが、セキュリティでカレシの荷物を入れたトレイが反対側(つまり検査)に行ってしまって、しばらく並んでからバッグの中身を徹底検査。何のことはない、ポータブルのキーボードが何らかの理由で引っかかったらしい。それでもパスして、ラウンジへ。そこでティムとヒラリーとケイトお姉ちゃんのボーイフレンドのロバートがいて、おお、仲間がいるのは心強いね。その後、搭乗ゲートに向かっていたら、Arts Clubのキャシーと会い、ジーンと会い、ジョアンと会って、と言う具合にグループの顔ぶれがわかって来て、ますます旅行気分。でもねえ、みんな80代で、やっと70代の半ばにさしかかったワタシは、元気過ぎるお姉さまたちにかわいがられて、何だか子どもみたいな感じ・・・。
座席はちょっと硬めだけど、まあまあの大きさで、アメニティバッグはオランダ名産の陶器デルフト焼きのブルーの布製で、中のクリームなどは(オランダの)リチュアルズのもの。ふむ、なかなかイケてるね。バンクーバーを40分遅れて離陸して、すぐに食事の注文を取りに来て、前菜とメインをそれぞれ選んで、ワインでくつろいでいる間にテーブルに糊のきいた真っ白なクロスがかかって、食事。前菜が来て、トレイを見て、うはっ、かわいいっ。塩と胡椒のシェーカーがオランダの木靴の形。なかなかやるじゃないの。食事が終わる頃にはハドソン湾の上空に出て、その後はグリーンランド南部の上を飛んで、イギリスを越えてヨーロッパへと言う経路。食事の後は、機内のライトが消えて、寝る時間。座席を平らに伸ばして、わりと厚手のデュヴェットをかけて、おやすみぃ・・・。
さしたる揺れもなく、何となく眠って、朝。アムステルダムまで1時間半。朝ご飯が終わった頃に、客室乗務員デルフト焼きのオランダの家のミニチュアをお盆に一杯持って来て、「お好きなのをどうぞ」。あ、これがっ有名なKLMの「サプライズ」か。中身はオランダのジュネーヴァジン。カレシとワタシと別のデザインを選んで、じゃあ、帰りもまた2個もらえるんだろうな。どれを選んだか覚えておかなきゃ(とがぜん欲を出すワタシ)。だんだん厚くなる雲の中を降下して、あっさりスキポール空港に着陸。入国管理は簡単で、若いお役人君、「バンクーバーからですか。今ごろどんな感じですか」だって。荷物は人手不足とかで出て来るまでずいぶん待たされたけど、仲間と分かった同士でひとしきりおしゃべりをして、全員が荷物を受け取ったところで外の集合場所へ。私たちが乗ったミニバンは(ワタシを含めて)70代、80代のおばちゃま5人と黒一点のカレシ。おばちゃまたちはみんな独身で旅慣れている様子。にぎやかに空港での冒険談を披露しあいながら、今夜のホテルMovenpickに到着。
Avalonのデスクで明日の荷物の移動に必要なタグを受け取って、ホテルにチェックイン。この時点でArts Club御一行様は何かすごい人数。部屋に入ったら、平べったいクルーズ船が何隻も停泊している埠頭が見えるし、運河沿いのモダンな建物の向こうに教会の尖塔があちこちでにょきにょき。一休みしたら、5時からAvalon主催の歓迎会と説明会。今回のリバークルーズではグループ旅行が2組で、Arts Club御一行様はなんと61人で、もうひとつはこじんまりと11人。私たちがあんまりにぎやかなもので、説明役が「バンクーバーはきっと今ごろ静かでしょうねえ」。そうだろうねえ。見渡すと、総勢61人の70%はおばちゃま、おばあちゃまなんだもん。乗る船(Imagery II)は64室、乗客定員128人だそうだから、もしかしたら団体だけで船を占拠しちゃっているのかもしれないな。ま、明日は朝の8時45分に船に運んでもらう荷物を部屋の外に出して、9時15分までにロビーに集合して、荷物ともし主を照合して、まず乗船。それから午後にキューケンホフ公園を観光して、夜は6時から船長を交えての歓迎レセプション。また忙しい1日になりそう・・・。
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