リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ハロウィーンの夜は雨もよう

2018年11月01日 | 日々の風の吹くまま
10月31日(水曜日)。雨。ハロウィーン。たいていの市町村でこの日だけは個人が花火を打ち上げることを認めていて、我が家から四方で上がる花火をぐるっと眺められるんだけど、はて、この雨ではどうなるんだろう。

ハロウィーンはケルト人の収穫祭ソーウィンが起源と言われていて、キリスト教がヨーロッパに広まる過程でキリスト教の(お盆に似た)年中行事として取り込まれたもので、いわば布教のためのマーケティングの成果物。イースターの起源は元来サクソン人の春の祭と言われるし、西欧のクリスマス飾りの風習も古代ローマのミトラ教や北欧の冬至の祭などを取り入れて来たと言われているように、信仰や風習上のちょっとした類似点を異教徒の抵抗を緩和するのに利用してキリスト教を売り込んだようなものかな。いにしえのキリスト教宣教師たちはなかなかのセールスマンだったみたい。まあ、武力で侵略して力ずくで改宗させるよりはいいと思うけど。

北米のハロウィーンは本来は子供が主役の行事なんだけど、最近は小さい子供たちには何かと危険な情勢になって来て、その分を子供気分のまま年齢だけ大人になった「オトナコドモ」が横取りして埋めているような観がある。渋谷での大騒ぎも、ハロウィーンが昔からの子供の行事のままだったらあそこまで盛り上がらなかっただろうね。日ごろ「みんなと同じであらねば」という箍を外したがっているオトナコドモが一大コスプレパーティとして取り入れたんだろうと思うね。まあ、結局は「みんなと同じ」ことをやって羽目を外しているようにしか見えないけど、コスプレなんか見せる人がいないとつまんないだろうしね。

夜になって花火の音が聞こえ始めたけど、霧っぽい雨雲が低く垂れ込めていて、視界不良で実際に見えるのはごく近場の花火だけ。この天気でよくがんばるなと感心するけど、せっかく買った花火を上げられるのはハロウィーン当日の今日だけだから、上げなきゃ損ってことかもしれないな。ただ見ているんだったら、近くで上がる分だけ大きくて華々しいから楽しめるけど、ペットを飼っている人たちはペットの犬や猫がパニックになったりしておちおち楽しめないかもしれないね。最近はペットを人間の子供のように扱う人が多いそうで、ほのぼのしていいとは思うけど、所詮は犬も猫も人間じゃないから、一緒に楽しむというのは無理じゃないのかなあ。おっ、すぐ外で大きいのが上がったぁ~。

コメントを投稿