1月15日(水曜日)。☁❅☁。ルーフデッキには30センチ近く積もっているかな。朝のバルコニーの気温はマイナス8度。でも、これがきのうじゃなかったのはほんとにラッキー。
ゆうべは早くからチケットを買って楽しみにしていたモリス・パニッチ作の『The Shoplifters』がArts Clubのツアーでニューウェストに来る日。劇場のあるAnvil Centreはニューウェスト駅から道路を隔ててすぐそこなんだけど、最後の300メートルが急な下り坂で足元が不安。ということで、バスで行って、ねじれたユーモアたっぷりの芝居に大笑いして、帰りはまたバス。乗っても歩いても所要時間はそれほど違わないんだけど、すでに雪が盛大に降り出していて、融雪塩で溶けた水で濡れた歩道が真っ白になって歩き難そう。急な坂に差しかかったときに、駅へ向かうバスがスリップしないように超低速で下りて行くのを見て、こりゃタイヘンだ。で、朝になってこのどか雪で、おまけに強風注意報。夜には気温が上がって、明日はにわか雪か雪交じりの雨だって。もう・・・。
太平洋岸南部のこのあたりは普通は冬でもけっこう温暖で降ってくるのは雨なもので、たまに襲来する本物の「冬」に慣れなていないから、5センチの雪でも都市部では学校が臨時休校するくらいで、こんなにどかっと降ったらもうみんな冬眠状態。と思ったら、今はそうでもないらしい。今日はカレシがドクターから新しい処方箋をもらう予約があったので、ゆっくり気をつけて歩いてねと言って送り出したけど、州の救急サービスから、救急車の出動要請が急増して対応しきれなくなりそうなので「不要の外出は控えて」というお願い。聞くところによると、この時期には転んで怪我をした高齢者の搬送がほとんどだったのに、今は若い人たちが増えているらしい。わかる、わかる。雪道向きじゃない流行のスニーカーで(いつものように)スマホの画面を見ながら(いつものように)歩いていて、気がついたらすってんころり、ね。
午後から一時は吹雪模様になったけど、午前中はマイナス7度だった気温がどんどん上がって、午後8時にはバルコニーでマイナス1度。明日にはやっと真冬日を抜け出せそうだけど、降雪注意報はまだ発令中で、その上にまたまた強風注意報発令と来たからタイヘン。バンクーバー島へのフェリーはすべて欠航で、フレーザー側上流のフレーザーバレー奥の遠い郊外では午後からの猛吹雪でスリップしたバスや車が道路をふさいで交通マヒの様相だし、空港は発着便が遅れたり、欠航したり。でも、この調子で気温がプラスになったら今度は大雨注意報やら雪解けによる洪水注意報が出るのかな。マザーネイチャーは狂ってるな、やっぱり。
バルコニーで雪だるまを作る人
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