リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

自己完結型人間の反対は?

2014年03月20日 | 日々の風の吹くまま
春分の日。英語教室に行くカレシを送り出して、あれっ、今日は木曜日。日本の春分の日は
金曜日。でも、春分の日はいつも3月21日だったという記憶があるから、祝日として固定さ
れているということかな。今年の「春分」はUTC(協定世界時)20日16時57分、バンクー
バー(夏)時間で20日午前9時57分。でも、日本時間だと21日午前1時57分だから、金
曜日で良かったんだ。地球は丸い星だからいろいろ・・・。

今日はがっちりと仕事日。原稿は小さな文字が2列に詰まった学会誌の記事。心理学は人
間の根幹に関わる分野だから、原稿を読んでいるだけでおもしろくて、つい翻訳の手を止め
て、ふむふむと心理学の勉強を始めてしまうのが玉に瑕。社会人としての人生の8割を多
民族環境で暮らしたワタシの経験哲学的人間観は、誰であれ人間の本質はさほど大きく違
わないというもので、数知れない文化や宗教は、原始の自然環境によって形作られて来た
個々のヒトの性質や思考、人間観、世界観が社会を形成する過程で集大成されて、その集
団の「性格」になったと思っている。

本質的に違いはなくても、人間界にはあらゆる場面で磁石の両極のように「プラス」の人と
「マイナス」の人がいるからおもしろい。異文化に容易に馴染む人とどうしても馴染まない人、
異言語を楽に取得してしまう人といくら努力してもダメな人、思想や嗜好が異なる人と付き
合える人と付き合えない人、自分の規格に沿わない言動や印象は容認できない人と「ま、
いっか」と容認してみる人、自分の知識や理解を超えることは拒絶する人と興味を持って対
応する人・・・人間のダイコトミーは挙げたら切りがない。

こういう(ワタシにはおもしろくてもたいていの人には雲をつかむようでさっぱりおもしろくな
い)話になると自然に自己完結的な議論になるみたい。日本語のあるサイトが自己完結型
人間を「自分に自信を持ち、自分で考えて行動できて、自分の行動を自分で評価、反省して
前進し、精神的に自立していること」と定義していたけど、日本では「自信過剰で、自己中で、
プライドが高くて、思いやりがない」という逆の定義になることが多いらしい。でも、「完結」の
反対語は「未完」だから、自己完結型人間を否定的に見る人は「自己未完型人間」というこ
とにならないのかなあ・・・あ、また寄り道。

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