9月24日(金曜日)。🌤🌤。おお、ちょっと空気がかすんでいるけど、いい天気。カレシが朝ご飯の前に水遣りを始めたので、ワタシはスマホをオンにしてメールチェック。ジェフからのメールは送信時刻が午前5時59分。いつも朝の5時半にはPCの前に座っているそうだから、朝飯前のひと仕事か。ワタシもカレシがリタイアしてから転居するまでの15年は、日本時間に合わせて正午起床、午前4時就寝という生活時間だったったなあ(と遠い目)。で、ジェフのメールは「バルセロナの現地オペレータが28日にホテルでPCR検査を受けられるよう手配できる。費用は1人125ユーロ(1万8千円くらい)」というもの。へえ、クリニックに行かなくてもホテルでやってもらえるんだ。しかもその値段で。さっそくジェフに手配をお願いしてぇ~とメール。これでまたひとつ肩の荷が降りて、ほっ。
きのう、日本の新聞サイトに「果物や野菜を多く食べる人はコロナの発症や重症化のリスクが低い」という研究論文が発表されたという記事があって、興味があったけど有料記事だったので、記事の中のキーワードを英語にしてググったら、あった。アメリカのマサチューセッツ州総合病院の研究者でハーヴァード大学医学部講師の中心とするチームが59万人もの成人の食生活に関する(自主申告)データを集めて統計的に解析したもので、全文が公開されていたのでその場でダウンロード。要するに、植物性の食品を多く食べる人たちは少ない人たちに比べてコロナ発症のリスクが9%、発症後の重症化リスクが41%、それぞれ低いという結論になったというもの。免疫機能の大本営に当たるのが大腸や小腸だと聞いていたので、なぁるほどっ。サラダなしでは晩ご飯が食べられないカレシにその話をしたら、「そうだ、そうだ」としたり顔。子供の頃から生野菜が好きだったそうで、毎晩自分で作ったサラダをお皿に山盛り食べるから、カレシの腸内フローラは花盛りで免疫システムは悪玉菌が真っ青になるくらいイケイケなんだろうな。(ワタシは手のひらいっぱいくらい。)
カナダではどの州でもコロナ感染の増加率がほぼ横ばいで、ほとんどがワクチン未接種の人。唯一の例外はロッキー山脈の向こうのアルバータ州で、1日の新規感染者数がきのうは1600人超と、BC州の2倍。医療資源が逼迫して、とうとうコロナ患者のトリアージを実施することになったらしい。集中治療室が満杯になっていないのは、患者が次々と死んで行くからだという悲しい現実に、連邦政府がカナダ軍の医療部隊の派遣を検討しているとか。州の人口全体に占めるこれまでの感染率は6.5%と断トツの高さで、ちなみにBC州は3.5%、オンタリオ州は3.9%、パンデミック初期に惨禍を経験したケベック州は4.7%で、マニトバ州は4.3%、サスカチュワン州5.4%。(ケベックが初期に酷かったのはまだコロナに関する知識があまりなかったからと言えるし、大西洋沿岸諸州の率が低いのは人の往来が活発でないせいだと思う。)
ケベックの惨状から1年半も経つのに、アルバータは何も学ばなかったのかなと、つい思ってしまう。ワクチン接種率は決して低くはないけど、出遅れ観はあるし、夏の初めに名物のスタンピードを盛り上げるために感染防止の規制を一気に解除してしまったのか軽率だったという意見も多い。石油で発展したアルバータ州にはアメリカの石油産業の要だったテキサスに似た気風がかなりあって、また昔から畜産の中心地でもあるので、ひと口に言えば「カウボーイ文化」が息づいているところ。それでふと思ったのが、「ウサギの餌なんか食えるか」と言って野菜を十分に食べないツッパリが多いのかなということで、当たらずとも遠からずじゃないかな。なんて、つらつら考えながら顔を上げたら、救急ヘリがロイヤルコロンビアン病院に向かって飛んで行くところ。もしかしてコロナの重症患者かなあ・・・。
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