リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

☆行き当たりばったりの誕生日スペシャル

2014年08月10日 | 日々の風の吹くまま
 8月9日。しのぎやすい日。でも、この前いつ雨が降ったのか思い出せないくらい雨が降ってないなあ。雨を持って来ると言われる夏の恒例フェアPNEが来週の土曜日から始まるから、もしかして?と期待してみたけど、向こう2週間の長期予報はずらりと太陽マーク。おまけに週明けからまた真夏が再開するようで、25度を超える日が多いみたい。まあ、最低気温が20度を超えさえしなければいいかな。

末広がりの数字が2つ重なる8月8日はカレシの誕生日。満71歳。でも、まだ70代に入ったばかりだから、日本では「若年高齢者」と呼ばれるようになるかもしれない年令。つまり、まだ「若い」年寄りで、「熟年(おとな?)高齢者」になるまであと4年もあるってこと。考えたらワタシもそのカテゴリに入るけど、まっ、まだ60代(後半)だから・・・。

運動しておなかをすかせたところで、カレシ特製のマティニで乾杯して、お祝いのディナーは極楽とんぼ亭シェフの行き当たりばったりスペシャル。

[写真] まずは手始めに「3匹の子豚」。豚のヒレ肉の尻尾の部分をチョッパーでひき肉にして、自家製のメンマとにんにくを混ぜて揚げたかわいい肉団子3個。スーパーのひき肉はときどき大腸菌が検出されたりして回収されることがあるから、豚でも鶏でも脂身の少ない肉を必要なときにチョッパーかフードプロセッサで自家製のひき肉にするとずっと安全だし、作るのもごく簡単。

[写真] オニオンスープ。カレシが春に園芸センターで衝動買いした「ワラワラオニオン」の苗が思いのほか良く育って、小ぶりだけど一人前の玉ねぎがごろごろ。国境の向こう、南隣のアメリカはワシントン州のさらに南寄りにあるワラワラ郡というおもしろい名前の地域の特産品で、生でそのままかじって食べられるくらいのマイルドな玉ねぎ。ただし貯蔵がきかない種類なので、手頃な大きさになったら引き抜いて食べてしまう。今日は4個も使ったのに、できたのは2人分の前菜程度のスープ。シンプルが一番と、入れるつもりだったコニャックを省略。スライスして乾かしておいた自家製バゲットに少量のチーズを載せて、上火で焦げ目。いや、玉ねぎの甘みがおいしいのなんのって!病み付きになりそうなスープ。普通の量を作るとしたら、玉ねぎがいくついるかなあ。10個ぐらい?

[写真] ここでちょっと味覚の切り替えに思いつきで蕎麦のサラダ風。半束の蕎麦を半分に折って茹でて、冷やしてから、糸のように細く切った大根、皮引きでスライスしたきゅうり、2つに切ったミニトマトといっしょにぽん酢少々で和えただけ。クリスタルのオールドファッショングラスに盛って涼感を出してみた。味のアクセントはトマトの酸味。この次はぽん酢の代わりにそばつゆをベースにして、トマトジュースかパサタを使って、トマト蕎麦を作ってみようかな。

[写真] 鶏もも肉のヨーグルト焼き。Whole Foodsに1食サイズのちみかんのヨーグルトがあったので、ラムか鴨のソースにと思って買ったけど、ゆうべのランチに鶏もものから揚げを作って余った2枚をマリネートすることにした。クリームに近いくらいとろっとしたヨーグルトにしっかり漬けておいて、さっと粉をはたいてフライパンの片側で焼き始め、もう一方の側でスライスしたチビナスを炒めてピリピリソース少々で味つけ。こうするとメインと付け合わせが同時にできる。マイクログリーン(ミックス野菜の貝割れもやし)を彩りにして、カップの底の方のちみかんのジュースと蜂蜜がとろりと混じったヨーグルトを添えたら、これが思いつきにしてはナスにもぴったり合って、美味であった・・・。

[写真] ハイライトは巨大なえび。Colossal(どでかい)というだけあって、ほんとに長いし、太いし、どうしよう。尻尾を残して殻をむき、腹側に短い金串を刺して「背筋」をしゃんとさせて、(かってのマイケル・ミナ流に)フライ、チリソース味ワンタン皮巻き、竜田揚げの3通り。金串を抜いて、フライにはシアトルのタルタルソースを添えて。太いから、おなかいっぱい・・・。

[写真] だいぶ胃のあたりがきつくなって来たので、サラダはちょっとだけ食べて、やっとデザートに到達。Whole Foodsでケーキを買うつもりが、ついショーケースの中に並んだかわいいスイーツの方へふらふら。大きなラズベリーが載っているのはレモンクリームパイとチョコレートのカップに入ったチョコレートムース、真ん中にブルーベリーがぽちっと載っているはマンゴータルト。あとはコーヒーをゆっくり。コースを作りながら食べるから、のんびりと2時間の晩餐。ああ、おなかがはちきれそう・・・。

でも、年を取ってもこれだけ食べられて、おいしいと思えるのは元気がいいってことで、幸せだね。来年は2人が一緒になって満40年。少々の気難しさも、物忘れ癖も、ぶきっちょさも、みんなワタシのあなたのなくて七癖。また1年、元気いっぱいの「若い」ご隠居さんでいてね。Happy Birthday, my Honey Love!


コメントを投稿