リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

人間は家をきれいに、空気は風がきれいに

2015年12月03日 | 日々の風の吹くまま
大雨と大風のはずが何だか静かな朝。午前9時15分、カレシが英語教室に「出勤」。きのう
の夜飛び込んで来た仕事の段取りをしたところで、シーラが予定通りの9時30分に到着。
毎週土曜日のまじめ掃除で見逃したところを掃除してもらう。シャワー室のガラス壁は「いく
らエコで手軽でも、スプレーするだけのクリーナーではダメなのよ~」と言いながら、窓のク
リーナーをしゅっしゅとスプレーして、雑巾でキュッキュ。「トイレはボウルの中だけじゃなくて
外側も掃除しないとね」。あ、そっか。(カレシが特大スポンジで張り切って掃除した)バスタ
ブは内側を指でなぞって、「お湯が入っていたラインに石鹸かすが残るのよ」。あ、ほんとだ。

バスルームの床タイルまできれいに磨いてもらって、蜂蜜を入れた高麗人参茶を入れてひ
と息。ぺちゃくちゃおしゃべりしていたら、何か周りでゴォゴォとすごい音。急に風が出て来た
らしい。残してきた子犬が心配だからとシーラが帰った後で、腹ペコのカレシがご帰館。ワタ
シがランチを作っている間にゼラニウムとフクシャを風上の壁の陰に避難。ランチが終わっ
たら仕事開始。納期まで夕食の時間を除くと3時間。超特急でキーを叩いていて、ふとPC
越しに窓の外を見たら、あら、何か猛スピードの怪しげな雲行き・・・。

 

もう少しで終わるというところで、どこかでバタッという音がして、バルコニーを見たらドアの
外に敷いてあったゴムのマットが吹き飛ばされて、強化ガラスの手すり壁にぴたっと張り付
いていた。手すりを越えて飛ばされていたらどこで誰に当たるかわからない。危ない、危な
い。大風の中を出て行って取り返して、ついでにカレシのブーツと有機ごみの容器と温度計
の発信器も一緒に中に取り込んだけど、何となく建物が揺れているような、いないような。
雨が降り出す前に買い物を済ませようと、廊下に出たら何となく身体がゆらゆらするような、
しないような・・・。

夕食もそこそこに仕事に戻って、期限15分前に納品完了。その頃には雨が止み、いつの
間にか風も収まって、轟音のようだった風の音が嘘だったのかと思うような静けさ。雨風の
後で空気が澄み切ったのか、夜景のライトがちかちかと瞬いている。午後7時、風速ほぼゼ
ロ、気温13度。つい3日くらい前まではマイナスだったのに、何なんだ、これ・・・。