リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

パパの家事が娘の未来を拓く

2015年06月24日 | 日々の風の吹くまま
起きてみたら天気予報には影も形もなかった小雨。暑くなると想定して始動タイマーをかけ
ておいたエアコンが肌寒いくらいで、あわててオフ。それでも週末には「真夏」になると言う
予想。水源の山脈の積雪量が極端に少なかった影響で、芝生の散水制限をしていてもな
お水不足の心配があるらしい。まあ、芝生にスプリンクラーを置いて盛大に何時間も水を撒
くのはムダもいいところだけど、北米人には芝生が青々としていないと落ち着けない人が多
いらしい。枯れた芝生は刈る必要もないから、週末にのんびりできていいと思うけどね。

芝生刈りは男手の仕事という観念があるらしく、肥料や除草剤のコマーシャルでは男同士
で雑草などの芝生の悩みを解決する設定が多い。まあ、洗濯用洗剤のコマーシャルは女
同士で洗濯物の頑固な汚れの悩みを解決するわけで、広告界はセクシズムの牙城といっ
たところか。でも、今日の新聞には、夫婦が揃っていて16歳以下の子供が最低ひとりいる
カナダの家庭で、「専業主夫」が洗濯や料理、育児をしている割合が11%になったとカナダ
統計局が発表していた。じゃあ芝生刈りはママの週末仕事になるのかと言うと、どうやらそ
うでもなさそうだけど。

グラフを見ると、40年前には一家の稼ぎ手が男だけの家庭が51%、共働き家庭が33%
だったのが、2014年には男が稼ぎ手の家庭が17%に減って、55%が共働き家庭。女が
稼ぎ手の家庭は2%から5%に増え、シングルマザーの家庭も8%から16%に倍増。同じ
期間に専業主婦の数は3分の1以下に減り、一方で専業主夫は二倍に増えている。今ため
らうことなく専業主夫になる男たちは、1980年代から1990年代にかけて急増した別居や
離婚、共同育児や共同親権を経験して育った最初の世代なんだそうな。別れても共同親権
を持つ両親の間を往来しているうちに男も女もあたりまえに家事をするというイメージが浸
透したのかな。

ある心理学者の研究によると、積極的に家事をする父親は娘の向上心を高め、将来の望
みを大きくする傾向があるとか。ママではなくて、パパが家事をする姿を見て向上心を持つ
というのはおもしろい。娘に大志を抱かせるパパの家事のヒミツって何なんだろうな。息子
の向上心を高める役には立たないのかな。日本でもそういう現象が起きるんだろうか。仕事
一筋の日本のパパたち、かわいい娘の明るい未来のために家事をやってみない?