リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

尊厳ある死を選ぶ権利

2015年02月06日 | 日々の風の吹くまま
なぜかこの2、3日、かなり早めに就寝していて、きのうなんか午前2時過ぎにベッドに入っ
て、わりとすぐに寝入った。目が覚めたら11時過ぎで、9時間近く眠った勘定。寝酒をやっ
ていないせいかな。まあ、寝る直前に飲んで食べてすると眠りの質が落ちると言う話だから、
いいことじゃないの。いつの間にか習慣になっていただけで、飲まないと眠れないわけじゃ
ないし、かなりよく眠れている感じだし、あれこれのおしゃべりは朝食や夕食のときにいくら
でもできるし・・・。

またもや置いて行かれた週末仕事。今度のはちんたらやっていたらたっぷり5日かかる量
で、納期まで5日。昔から「仕事のない日が週末」をモットーに、こうやって日本では時間的
に引き受け手が見つからないで回ってくる仕事を拾って稼いで来たもので、「お願いできる
でしょうかぁ・・・」と言われるとつい二つ返事をして、へたをするといつまでも週末がないこと
になってしまう。ま、いくらでもブラックにできるのがフリーランス稼業なんで、つぶれるのも、
つぶれないのも自分しだいという「一匹狼の世界」。というと何となくかっこ良く聞こえるけど、
自己責任と自己管理にはリスクと共にスリルもたっぷりあるから、やめられない。

カナダ連邦最高裁判所が「尊厳死を選ぶ権利」を認めて、医者による患者の自殺幇助を禁
じた法律を無効としたもので、さっそく反対する活動家たちが「弱者の生きる権利を奪うもの
だ」と騒いでいる。あのさ、自ら意志決定できない患者や障碍者を安楽死させてもいいとい
う話じゃないんだけど。何か勘違いしてない?回復の望みがなくて苦しみながら死を待つし
かない状態にある大人に、思考力も判断能力も正常なうちに自らの意思でその死を迎える
権利を認めよう、そのために医者に患者の意思を確認した上で致死性の薬を処方すること
を認めようと言う話なんだけど。

どんなことをしても生きていたい人は最後まで望みを捨てずに治療を受ければいいんだし、
回復の望みがないのにむりやり生かされたくない人には、正常な意志決定能力があると認
められる限り、生前遺言で延命措置を拒否する、ホスピスで穏やかに死を待つ、あるいは
尊厳ある自死を選ぶという選択肢を与えればいいと思う。患者は自ら準備を整えて、時と場
所を選んで、誰の手も借りずに自力で(←ここが鍵)処方された薬を飲む。これぞ究極的な
自己責任と自己管理じゃないかと思うけど・・・。