リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

寒波は去ったけど

2014年11月18日 | 日々の風の吹くまま
雲が広がって来た。けさはまだマイナスだったらしいけど、この先は確実にプラス。その代
わり雨雲が接近中。でも、雪や氷よりは扱いが楽だから、この際文句はいわないことにしよ
う。バンクーバーの冬は、空っ風が吹かないだけの違いで、東京並みじゃないかと思うんだ
けどな。

まあ、北極の寒気団が東に移動して、西のバンクーバーはやれやれだけど、東の方はえら
いことになっている。ニューヨーク州はいきなりのどか雪で、ひと晩に1メートルも積もったと
ころもあるらしい。持っている除雪車の半分が雪に埋まってしまった市があったり、100台
以上も車が立ち往生したハイウェイがあったりで、アメリカのメディアは大賑わい。今夜は全
50州で最低気温がマイナスになるところがあるそうだし、アラスカ州のアンカレッジでは南
国フロリダのタラハッシーよりも数度暖かくなるという予報だし、何か地球の天気はヘン・・・。

BC州の北にあるユーコン準州では、発酵したナナカマドの実を食べた鳥たちの酩酊飛行
に頭を悩ませているという話。ナナカマドの赤い実は発酵するとエタノールができるんだそう
で、小鳥たちはその実を食べて酔っ払っては(「千鳥足」風に)ふらふら飛んで建物の壁や
窓にゴツン。特にBohemian waxwingという大型のレンジャクの肝臓は他の鳥類よりもア
ルコール処理能力が高いけど、食べ過ぎると処理が間に合わなくなって、結局は酔ってしま
うらしい。見かねた鳥獣保護局が墜落してケガをした酔いどれ鳥たちを集めて来て、drunk
tank(いわゆる「トラ箱」)と呼んでいるハムスター用ケージで酔いが醒めるまで保護してい
るとか。

BC州では、晩秋の内陸地方でよく果樹園に侵入して、熟した果物をたらふく食べた熊が
泥酔して、ふらふら歩いていたり、いびきをかいて寝込んでいたりしているところを捕獲され
るけど、鳥たちも酔っ払って保護されるんだな。でも、雪が積もる季節になると小鳥たちが
短いくちばしで啄ばめるような餌がぐんと減るから、冬を越すためにはみんな必死なんだと
思うね。まあ、小さな鳥たちなら人間の「大トラ」みたいに喚いたり、暴れたりせずにしらふに
なるまでおとなしく寝てくれるんじゃないかなと思うけど。

今日はスロークッカーで丸ごと煮込んだサムゲタンに、ニラの卵焼き、もやしのナムル、麦
入り玄米ご飯。なつめ代わりにクコをたっぷり入れて、ああ、体がぽっかぽか。眠い・・・。