リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

聞き流し、読み流しはいいけど、考え流しは

2014年02月26日 | 日々の風の吹くまま
まだところどころ雪が解けずに残っているけど、とりあえず春。今日は掃除の日で、いつも
のように朝食の最中にシーラとヴァルとワンちゃんのレクシーが到着。しばらくして、前庭に
出してもらったレクシーが残っている雪の中をしゅぽしゅぽと楽しそうに足跡をつけているの
をポーチで見物していたら、うれしそうに近寄ってきて、雪で濡れた前足をワタシの裸足の
足にポン。冷たいじゃないの。チメテェんだってば、こらっ。でも、老犬レクシーは耳が遠い
から・・・。

今日はメガ仕事の最後の記事。これが終われば、あとはちょっと大きいけど付属文書だけ
になって、最終期限へのホームストレッチ。余裕でゴールインできそうかな、なんてのは取ら
ぬ狸の皮算用。でも、訳した記事は全部で35本。実にいろんなテーマがあったなあ。まる
でフォレスト・ガンプのチョコレートの箱。でも、全体としての感想をすぱっと言うと「アジアに
関しては上から目線、日本に関しては目がうるうる、国際的には被害妄想的」。だけど、結
論はなぜか「望ましい」とか「求められている」とか「期待される」とか、何か他人事のよう。ま、
そういうことを論じるのが仕事の人たちだから、そういうもんなんだろうな。

ビジネス文書や科学論文と違って人文系のエッセイはわかりにくいけど、それなりにおもし
ろい。こんな研究をする人がいるのかとびっくりしたり、国際的な話なのにすごい今日的な
ニッポン目線だわいとか感心したり。(「世界に発信」は視野に入っていなかっただろうから
「本音」かも。)端的に言えばアベクンラインで、バブル時代に札束を担いで来たインスタント
金満家を思い出させるところもあるし、メディアはもとより井戸端会議でも高まりつつあるよ
うな「ナショナリズム感情」の臭いも何となくするし・・・

もっとも、日本の日常からまったく隔離された環境で読んでいるからよけいそういう印象を
受けるのかもしれないけど、裏を返せば、その日本の日常生活で毎日テレビを聞き流して、
新聞やネットのニュースを読み流して、社会の雰囲気に浸っていたら、黙っていても(黙って
いれば)いつのまにか浸透圧でじわじわ・・・ということかもしれないし、実は昔からちっとも
変わっていないだけかもしれないし。まあ、いろんな意味でいい勉強にはなったな。でもこれ、
テーマはそれぞれにおもしろいんだけど、はたして売れるのかなあ・・・。