A Day In The Life

日常のあれこれなどを・・・

一夜明けて・・・

2008年11月08日 17時50分24秒 | LIGA SAGRES 08-09
昨日はTV Benficaのダイジェストを見る気にもなれなかったのですが、今日は気を取り直して(まあ見てみようか)と画面をクリック。ダイジェストが始まってベンチにいるアイマールが映った途端に思わず笑ってしまいました。だって、ベンチの椅子に座っているパブロってば足が地面に届いていないんだもの! その上、足をぱったんぱったん動かしていて、小学生の男の子みたいだ~。Benfica 0-2 Galatasaray (UEFA Cup 2008-2009) Highlights

さて、衝撃的な(大げさ?)敗戦から一夜明けて、追加情報、更なる批判とこの前の日曜日の試合後のeuphoriaは跡形もありません。
金曜日の練習には、ディ・マリアは参加しませんでした。左足のけい骨?を試合中に痛めたようです。またルーベン・アモリムはランニングのみ。ガラタサライ戦にベンチ外とは一体どういうこと?!と思ったら、試合前日の練習で軽く膝を伸ばし大事を取ったというのが真相のよう。これで謎の一つは解けましたが、それでも右サイドは普通にカルロス・マルティンスで良かったのでは?という気がします。
土曜日は練習はお休みの予定。O Jogoにイェブダがあの不思議な髪を切り、頭を丸めてきたというニュースが載っています。試合を反省してのことでしょうか?! パブロが真似などしないことを祈るばかり。

敗因についてはSerbenfiquistaでも新聞サイトでもさんざ議論されています。みんなの一致している意見は、「中盤でボールをキープし、試合のリズムを作るオーガナイザーがいない。」ということ。カルロス・マルティンスかアイマールにそれができるのではないか、と言われていますが、カルロス・マルティンスは既に何度か試されましたよね。でも、ディフェンス面が充分でなくて、スタメンの座を失ったわけで。カルロス・マルティンスですら守備を支えられないのですから、アイマールには到底無理なように思えるな。それにしてもこの議論はサラゴサでも飽きるくらい聞いた覚えがあるのですが・・・。世界的にこの役割をできる選手が不足しているのかも。ただベンフィカの場合、オーガナイザーが一人足りないというより、全般的にサッカーが下手で判断が恐ろしく悪いことのほうが、深刻に思えます。

O Jogoの別の記事は、敗因を構造的なものと戦術的なものに分けています。まず構造的な過ちとしては、11人のスタメンに攻撃の選手が多すぎたこと。戦術的な誤りとしては、中盤がボールをキープする替わりに、ロング・ボールや個人プレーに頼ったこと。(←オーガナイザーがいないからこういうことになるんだと思います。)

また、三人の専門家(元サッカー選手など)に話を聞いた記事もあります。三人が口を揃えているのは、ベンフィカの試合をコントロールする能力の欠如は昨日の試合に始まったものではなく、第一戦目からあったものだということ。これには本当に同意です。今までラッキーに先制できて、なんとなくごまかされていた形ですが、実はずっと試合内容はものすごく悪い。ボールを支配して、試合をコントロールすることが全くできていません。これまではセンターバックが良かったせいもあり、失点する前にラッキーに点を取れていたから、勝ったり、追いつかれるにしろ負けなかったんですよね。ひらめきもきらめきもない、ただまぐれみたいに勝つだけのサッカー。でも結果が大事だからそれでもいいのかな、それがキケ監督の目指すサッカーなのかなと思っていました。(思い起こせばバレンシアでもそんな感じだったような記憶があるし。) でも相手が強いと結果さえも残せないということがはっきりしてしまった昨晩でした。

最後に気分転換に、ご存知の方もいると思いますが、アイマールのUEFAカップ前の記者会見映像(今となっては少し悲しいけれど)の綺麗なVideoを教えていただいたので、リンクしておきます:Aimar pronto para ajudar Benfica na UEFA 薪の部分もあり。でも指までは映っていませんね。
また、スペイン人の方から教えていただいて初めて気が付いたのですが、この中でパブロ、少しポルトガル語を話しているんですね! 顔にばかり気を取られていて全然気が付きませんでした(笑)。これはTV Benficaのほうが字幕が付いているのでわかりやすいです。会見映像の最後のフレーズなどほぼ字幕どおりにアイマールは話しているように聞こえます。(そこでなんで字幕があるのか謎ですが。)一番わかりやすいのはplayという単語ですよね。スペイン語のjugarはフガールだけれど、ポルトガルの一人称はjogoでジョゴだから。パブロ、偉いな。でも、ほぼ単語(それもすごく似た)を置き換えるだけでいいので、私たちが英語を話すときの苦労とは比べものにならないでしょうけれどね(だって語順も全部並び替えて話すのってほんと大変です・・・)。