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[ UEFA ] Benfica 0 - 2 Galatasaray

2008年11月07日 17時05分57秒 | Liga08-09プレビア&レポート
惨敗。Happines hasn't lasted long as usual, but at least I'm used to it.

昨日のキケ監督の言葉を読んだときから、またスタメンが変なんじゃないかと嫌な予感はありましたが・・・。実際のスタメンは、スアソとヌーノ・ゴメス、左にディ・マリア、右にレジェス。アイマールとカルロス・マルティンスがベンチ。ルーベン・アモリムにいたってはベンチ外。

試合の様子については、監督自らが的確に描写してくれています。
「最初の5分で、試合の残りがどうなるかがわかった。たくさんのミス、プレーの際の判断の間違い。攻撃に連携がなく、守備面も悪かった。前半チャンスはあったが、後半は駄目になった。
悪いスタートの後では事態を改善するのは難しかった。チャンスはあったが、ボールのコントロールが悪かった。ガラタサライは良い試合をした。彼らは中盤で良いプレーぶりだったが、それは起きてはならないことだった。
全体としてガラタサライのほうが良かった。我々の動きは良くなくて、ボール・ロストが続いた。チームがボールを失ったときのリンカーンの働きが決定的だったと思う。ベンフィカはインスピレーションに欠け、ファンの期待のレベルからはほど遠かった。」
OK OK, but you are not a commentator but a manager, right?!? 最初の5分で試合の結末がわかったなら、さっさと何か手を打ってよ~!と思うのは私が素人だから?? 点を取られるのも時間の問題のように見えていたのに、アイマールの交代は1点を失ってからの後半57分です。

Maisfutebolも
ガラタサライの10番、リンカーンの働きをキケは評価。彼はベンフィカの中盤と守備陣の間で自由に動き回った。中盤が失われていることは明らかだったのに、キケは前線の4人をキープしたままだった。(←4-4-2ではなくて、実質4-2-4になっていたということ) なぜ監督はシステムを変更しなかったのか、Maisfutebolは質問してみた。
で、キケ監督の答えは:
「選手はすでに混乱していた。システムを変えたら、もっと難しいことになっていただろう。私たちは、練習どおりに、シーズン当初からみがいているシステムでプレーしなければならない。変更は問題の解決にはならないと信じている。ベンフィカは中盤から前にかけて4人の質の高い選手がいて、これからもそのシステムを続けていけると思っている。」
はっ?! 本気でしょうか・・・。もしかしたら国内ではそれでいいのかもしれませんが、ヨーロッパの試合ではもっと柔軟性がないと駄目なんじゃ? 練習していないシステムではプレーできないなら、他のシステムも練習したほうがいいのでは?? 

今日のメンバーで最も批判されているのはディ・マリアです。Correio da Manhaでは、「右でも左でも、間違いは同じ。パスが最も望ましいときにボールをキープし、クロスが求められているときにシュートする、ボールを走らせるべきときには自分が走る。またもや不安定なパフォーマンス。」なんて書かれていたり。でも、そのディ・マリアは最後までピッチにいたので、その点もキケ監督は質問されています。で、答えは:
「彼は若くて、時には難しいこともある。私たちはみんな、彼がいつも良い判断をするわけではないことは知っている。ドリブルしなければいけないときにしないこと、シュートのときにパスすることを。しかし同時に私たちは彼が質の高さを持っていることも知っている。確かにオリンピックで見せたものからは遠いが、ディ・マリア自身がそれを良く知っている。彼は20歳で、学ぶ意欲がある。彼には時間を与え続けなければならない。」
バレンシアにいたウーゴ・ビアーナという選手を思い出しちゃいました。悪いパフォーマンスをするたびに、「彼はまだ若いから。」とキケは言っていたなあ。もちろんディ・マリアはビアーナより才能のある選手だと思います。(ごめんね、ビアーナ。)でも、ディ・マリアに時間を与える代償にチームが負けていたら、意味がないような。

こんな風にディ・マリアにはとても寛大なキケ監督ですが、交代で入った選手たち(アイマール、カルドーソ、カルロス・マルティンス)については大変批判的です。
「今日私がした交代は良いものではなかった。交代は有効ではなく、その正反対だった。多くのボールを失い、チームはさらにばらばらになり、ガラタサライのプレーは容易になった。
チームを良くしようとしたのだが、実際のところ私はどの選手も気に入らなかった。混乱は大きく、ダイナミックスは改善しなかったばかりかその反対だった。相手はどんどん良くなっていった。敵のエリアに入ることができず、そのため全ては難しくなった。」
交替選手のせいで負けたみたいな口ぶりですね。公平に見て、アイマールはあまり良くなかったと思うんです。O Jogoが4をつけているのも当然です。でも、そもそもパブロは負けているときに交代でピッチに入って活躍できるタイプの選手ではないと思うし(成功した試合をほとんど思い出せません。うんと昔のラニエリのときのソシエダ戦で交代で入って追いついたことがあったかな。0-0からなら勝利できた試合はわりとたくさんあるけれど。)、システム的に欠陥があるのに、選手だけを入れ替えてもそりゃ無理でしょと思うけれど、もちろん贔屓目が入っています。

あとこのローテンションもね~、どうなんでしょうか。一応新聞によると、アイマールは怪我明けなので一週間に二度の試合は避けたということになっています。でもディ・マリアなんてもろに怪我明けですよね。また、月曜日の試合も、リーグ戦ではなくてカップ戦です。今日40分パブロを使うくらいなら、試合の最初から55分くらいまでプレーさせたほうが良かったのではと思いますが、結果論なのかもしれません。(でも、ほら、勝っているチームはいじるなとよく言うじゃないですか!)

O Jogoの採点:
Quim 6
Maxi 4
Luisão 4
Sidnei 4
Jorge Ribeiro 6
Yebda 2
Katsouranis 4
Di Maria 2
Nuno Gomes 5
Suazo 6
Aimar 4
Cardozo 3
Carlos Martins 4

ベンフィカがトルコのチームに負けたのは初めてのことだそうです。ああ、それはショックですよね。
気になったのは後半の途中から、選手たちに諦めが入っていたように見えたこと。適当なパス、無理なドリブル、自分勝手なシュート・・・どうして「Yes, we can!」って思えないかな?? サラゴサのパブロの最初の年、ロマレダでの国王杯バルセロナ戦。前半バルサに圧倒されて簡単に0-2にされた試合がありました。VFは後半頭からアイマールを投入して、必死で追いかけたんですよね。結局1点しか返せずに1-2で負けたけれど、後半の45分間はスリリングでとても良い試合だったのを覚えています。どうしてああいう風にできなかったのかなあ。だって、ルスだよ! ホームなのに、こんなになすすべもなく負けるなんて・・・信じられません。幸い、ベンフィカのファンたちはサラゴサのファンほど厳しくないので、それほど酷評されていませんけれどね。

他会場の試合結果と順位表。二試合を戦ってポイント1はもしや最低の数字? ギリシャで勝たなければいけなくなったわけですが、それって無茶苦茶高いハードルです。



Estádio da Luz, em Lisboa

Árbitro: Martin Atkinson (Inglaterra)

BENFICA: Quim; Maxi Pereira, Luisão, Sidnei e Jorge Ribeiro; Di María, Yebda (Carlos Martins, 65), Katsouranis e Reyes (Aimar, 57); Nuno Gomes (Óscar Cardozo, 61) e Suazo

Suplentes: Moreira, Urreta, Binya e Miguel Vítor

Galatasaray: De Sanctis; Samoglu, Servet Çetin, Emre Asik e Hakan Balta; Lincoln, Fernando Meira, Ayhan Akman e Arda Turan (Volkan Yaman, 90+3); Baros (Mehmet Guven, 81) e Umit Karan (Yildiz, 85)

Suplentes: Aykut Erçetin, Serkan Kurtulus, Aparslan e Akça

Disciplina: Cartão amarelo para Çetin (11), Akman (14), Maxi Pereira (55), Suazo (72) e Luisão (90)

Marcadores: 0-1, Emre Asik (52); 0-2, Umit Karan (69)

Ao intervalo: 0-0

Resultado final: 0-2.