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[カップ戦] Benfica 3 - 0 Desp. Aves

2008年11月11日 17時06分47秒 | Liga08-09プレビア&レポート
昨日のスタメン予想は怪しいと睨んでいたので、選手が入場してくるときにアイマールの姿を見つけても、逆に驚かなかったです。ベンフィカのほうがセカンド・ユニで、例のカエルさんのついた白ユニだったのには少し驚きましたが。

今日の試合の一番の驚きはでもメンバーではなくて、システムの変更です。

--------------Moreira-----------
Maxi-----Luisao----Sidnei----Leo
--------------Binya-------------
---------Yebda-----C.Martins----
--------------Aimar-------------
---------Suazo----Cardozo-------

つまり、2トップの後ろにアイマールを置いたダイヤ型がついに・・・。ポルトガル語ではlosangoというようです。
結果のほうはといいますと前半30分までに3点を取って、残りの時間は練習試合のような雰囲気でした。上右はO Jogoですが、「Losangoがアイマールを解放、キケの新しいシステム」とありますね。このシステムでアイマールがexcellentなことはわかりきっているので、パブロについては今更どうこう言うこともありません。繊細なボール・タッチ、正確なパス、ドリブル、常にスペースが生まれるように計算された動き・・・多彩な攻めで見るものの目を楽しませてくれました。そのうちの一つの見せ場は3点目、マキシ・ペレイラのゴールをアシストしたパス。


ライブで見たときは、トラップ・ミスしたのかと思いました~。でも、リピートで見ると、ちゃんとヒールでパス出していますね。今日のA Bolaの表紙には「A MAGIA CONTINUA」とあります♪ リピート映像があるのは、TV Benficaのダイジェスト:Benfica - Desp.Aves

またどういう風の吹き回しか、最近試合のたびに綺麗に髭が剃ってあります。若干しわが多め?と思いましたが、beautifulな顔でした。ただ、Serbenfiquistaで「あまりmotivationがないように見えたけど」なんていう意見が。うーん、そうは見えなかったけれど、確かにちょっと元気がないような気がしたというか、わりと淡々とプレーしていたような。相手が二部のチームだから、これくらいできて当たり前という感じだったのかな。マキシ・ペレイラのゴールのアシストの後の表情なんて、悲しそうにさえ見えるほどです。
それから、90分のフル出場だったのですが、最終盤は、膝に手をつくほどフラフラに疲れていて、大丈夫?!と心配になっちゃいました(一瞬また怪我?!とぎょっとしましたよ)。まだ体調は万全ではない様子。次の試合は土曜日のリーグ戦で、中4日しかありませんが、回復できるのかなあ。それともスアソとカルドーソは途中交代で、パブロはフル出場ということは、土曜日は当てにされていないのか・・・。

キケ監督がシステム変更をトライしてくれたことは嬉しいけれど、クロニカに「前回のようなPK戦を避けるために、監督はベストな選手たちを投入。」と書かれているのを読むと、ベストを投入するのはUEFA Cupの試合のほうだったんじゃないの?とちょっともやもや。スアソ、カルドーソ、アイマール、カルロス・マルティンスって、贅沢すぎるメンバーです。交代で入った選手は、ウレッタ、バルボア、ダビド・ルイス。

このダイヤ型のシステムがまた採用されることがあるのかどうかは・・・不明です。今日はレジェスもディ・マリアも不出場でサイドの選手がいなかったこと、ホームで非常に弱いチーム相手であったことがダイヤ型採用の大きな理由です。試合後、またキケ監督ではなく、アシスタント・コーチのスクリベが会見して、こう話しています。
「2トップの後ろのアイマール? 続く戦略かどうかまだわからない。もっと続けることもないとは言えない。」
このシステムの恩恵を一番受けたのはもちろんアイマールですが、カルロス・マルティンス、右サイドバックのマキシ・ペレイラも良かったですね。逆にイェブダ、ビーニャ、カルドーソは悪かったですが、別にシステムの影響ではないと思います。

O Jogoの採点は:

Moreira 5
Maxi 7
Luisão 5
Sidnei 67 ' 7
Léo 5
Binya 4
Yebda 6
Carlos Martins 72 ' 6
Aimar 7
Suazo 6
Cardozo 4

David Luiz 67 ' 5
Balboa 72 ' 4
Urreta 59 ' 5

オフィシャルは、ベストな三人に、アイマール、カルロス・マルティンス、シドネイを選んでいます。
アイマールについては、Pure Magicというタイトルで、
彼はポルトガルで最もインテリジェントな選手の一人で、それはピッチでの一歩ごとに明らかになっている。ファンタスティックなフォームで、常にラインの間の小さなスペースを狙い、パスを受けて組み立て、敵を揺さぶる瞬間のシンプルなタッチのエレガントさ。その例が前半30分のプレーだった。体を正確にくるりと回転させ、マキシ・ペレイラの三点目をお膳立てした。
ベンフィキスタの中には、「論議を呼ぶかもしれないけれど、アイマールはルイ・コスタより良い選手のような気がする。」と書いている人までいました・・・。それに答えて、「二人は違うタイプの選手だから比較できないんじゃないかな。ルイ・コスタはもっとリケルメのようなタイプだよ。」と書いている人がいて、深く同意です。(といっても、ルイ・コスタのプレーをそれほどたくさん見たことがあるわけではないのですが。)

Estádio da Luz, em Lisboa

Árbitro: Elmano Santos (AF Madeira)

BENFICA – Moreira; Maxi Pereira, Luisão, Sidnei (David Luiz, 67 m) e Léo; Carlos Martins (Balboa, 72 m), Yebda, Binya e Aimar; Suazo (Urreta, 58 m) e Cardozo.

DESP. AVES – Rui Faria; Nuno Mendes, Sérgio Carvalho (Rui Miguel, 46 m), Sérgio Nunes e Pedro Geraldo (Leandro, 46 m); Vinicius; Romeu Ribeiro, Gouveia e Ruben Lima; Sami (Romeu Torres, 71 m) e Robert.

Ao intervalo: 3-0

Golos: 1-0, Yebda (3 m); 2-0, Luisão (19 m); 3-0, Maxi Pereira (30 m).

Resultado final: 3-0

Benfica apurado para a quinta eliminatória da Taça de Portugal.

Cartão amarelo a Sérgio Carvalho, Sani, Gouveia, Suazo e Leandro.