本日は義父の四十九日の繰り上げ法要がございました。ちょうど四十九日だとGWと重なってしまうため早めに行いました。
ちなみにこの四十九日の期間ってのを仏教用語では中陰と申します。死者が生と死、つまりは陽と陰の間にいる期間という意味でございます。
こんなところにも陰陽。
いかに陰陽論が庶民に根付いているものかがよくわかる一例でございますね。
これらの詳しい経緯はさかのぼれば中国撰述教典のお話などが絡んで参ります。そこまでやると収集がつかなくなりますので、それはまた後の機会にでも。
・・・あのですねぇ、僕もこういう出来事に不慣れなものでして、送り出すお作法に関して無知なんです。でね、藁草履にぼた餅はさんで持たせるってのが不思議で仕方ないんですよ。
聞くところによりますとその藁草履を履いて針の山を登って行くそうなのですが、針が足に刺さらないようにぼた餅を藁草履の裏にべっとりと貼り付けるのだとか。
しかしですよ。葬儀の歳、棺の中に義父が愛用しておりましたNewBalanceのシューズを入れたではないですか。あれは中陰の旅路では使用禁止なのでしょうかねぇ。息子も僕と同じ疑問を抱いていたらしく、ふたりでない頭捻らせましてあれこれ考えたのでございます。
そしてひとつの結論に達しました。
棺に収めた身の回りの品々。ありゃきっと陰の世界に宅配される手筈なのではなかろうか、と。
・・・仕方ないじゃない。ほぼ空っぽ頭のふたりなのですから。
そうしますとね、中陰の旅路では履物がないわけですから、最後の最後、一番キツいところで履物が欲しくなる。そこに親族からの差し入れとして藁草履が手渡される。マラソンの給水所みたいなところがあるのか、はたまた使いの者が手渡してくれるのか。そこら辺の細かい部分は謎ですが、とにかくぼた餅バリアーがたっぷりついた藁草履は般若心経の心地良いリズムとともに無事に義父の手元に届けられ、関所を無審査にて通過し、晴れて極楽に向かえるようになる、と。
そんな想像をしながら、バカ親子のふたりはお経を唱えておりました。バカはバカなりに色々と考えて生きているのでございます。
何はともあれ、義父は今頃無事に極楽へ到着致しまして早速大好きな家電量販店極楽支店にでも足を運び、『下界カメラ』なる極楽の最新家電を購入して我々家族を眺めている事でございましょう。そんな気が致しますよ。
ほら、何となく義父の声が聞こえて参ります。
「雅仁はあれだ、この先大丈夫なんかな?」
お義父さん。あたしゃ不安でしょうがないですよ。バカな息子の面倒を見ていてくれたお義父さんがいなくなってからね、バカがバカを見てるんだもん。
ま、バカなりに精一杯がんばってみますよ。ね、不安なのはお互い様ですかねぇ(^^;)?
・・・あ。
洗濯物干してる突っ張り棒が落ちた。何てタイミングかしら♪
お義父さん、やっぱり不安なのね(´・ω・`)
ちなみにこの四十九日の期間ってのを仏教用語では中陰と申します。死者が生と死、つまりは陽と陰の間にいる期間という意味でございます。
こんなところにも陰陽。
いかに陰陽論が庶民に根付いているものかがよくわかる一例でございますね。
これらの詳しい経緯はさかのぼれば中国撰述教典のお話などが絡んで参ります。そこまでやると収集がつかなくなりますので、それはまた後の機会にでも。
・・・あのですねぇ、僕もこういう出来事に不慣れなものでして、送り出すお作法に関して無知なんです。でね、藁草履にぼた餅はさんで持たせるってのが不思議で仕方ないんですよ。
聞くところによりますとその藁草履を履いて針の山を登って行くそうなのですが、針が足に刺さらないようにぼた餅を藁草履の裏にべっとりと貼り付けるのだとか。
しかしですよ。葬儀の歳、棺の中に義父が愛用しておりましたNewBalanceのシューズを入れたではないですか。あれは中陰の旅路では使用禁止なのでしょうかねぇ。息子も僕と同じ疑問を抱いていたらしく、ふたりでない頭捻らせましてあれこれ考えたのでございます。
そしてひとつの結論に達しました。
棺に収めた身の回りの品々。ありゃきっと陰の世界に宅配される手筈なのではなかろうか、と。
・・・仕方ないじゃない。ほぼ空っぽ頭のふたりなのですから。
そうしますとね、中陰の旅路では履物がないわけですから、最後の最後、一番キツいところで履物が欲しくなる。そこに親族からの差し入れとして藁草履が手渡される。マラソンの給水所みたいなところがあるのか、はたまた使いの者が手渡してくれるのか。そこら辺の細かい部分は謎ですが、とにかくぼた餅バリアーがたっぷりついた藁草履は般若心経の心地良いリズムとともに無事に義父の手元に届けられ、関所を無審査にて通過し、晴れて極楽に向かえるようになる、と。
そんな想像をしながら、バカ親子のふたりはお経を唱えておりました。バカはバカなりに色々と考えて生きているのでございます。
何はともあれ、義父は今頃無事に極楽へ到着致しまして早速大好きな家電量販店極楽支店にでも足を運び、『下界カメラ』なる極楽の最新家電を購入して我々家族を眺めている事でございましょう。そんな気が致しますよ。
ほら、何となく義父の声が聞こえて参ります。
「雅仁はあれだ、この先大丈夫なんかな?」
お義父さん。あたしゃ不安でしょうがないですよ。バカな息子の面倒を見ていてくれたお義父さんがいなくなってからね、バカがバカを見てるんだもん。
ま、バカなりに精一杯がんばってみますよ。ね、不安なのはお互い様ですかねぇ(^^;)?
・・・あ。
洗濯物干してる突っ張り棒が落ちた。何てタイミングかしら♪
お義父さん、やっぱり不安なのね(´・ω・`)