山の家のアトリエともお別れです。
未だ現役の頃、週末ごとに出かけてはこんな事をしていたのです。
目を患う前は原毛を染めて糸紡ぎをしたりセーターを編んだりしていました。
在りし日の山のアトリエ
土間と座敷の2階がアトリエでした。
丁度羊を追ってイギリス縦断の旅から帰った後の頃
庭の木を切り落とした枝にはその時買い集めてきた伝統柄の手袋や帽子が掛かってます。
山から採ってきたアケビの蔓のオブジェはその後毛糸でラッピングして姿を変えました。
造形作品の個展をしたいと張り切っていた頃の紅です。
リタイアーしたらキルトを始めたいと長年古裂を集めてました。
目が総ての楽しみを私から奪ってしまったのです。
原毛、毛糸、古裂、染色用具etc、いさぎよく役立てて下さる方に差し上げました。
糸車だけはアトリエのインテリアとして残しましたが今回処分する事にしました。
転居は自分の決断。決して嘆き節では無いことを明記しておきますね。
明日へ向かうためには最良の判断だったと思っています。
紅