kotoba日記                     小久保圭介

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疲労民よ寝唐ケ

2020年05月24日 | 生活
  


カフカ先生から電話がある
「小久保君、君、Wi-Fiの設置できるかね?」
「はい」
「来てくれんか」
「判りました」

カフカ先生の家に行くと
Wi-Fiの箱があった
本棚にはびっしり本が入っていて
平済み横積みは当たり前
カフカ先生だから当たり前だけれど
文学から思想
社会学から法学
「フーコーは原文で読むと簡単なんだ」
と日本語の訳の難しさを言っていた
だから
目は本棚にあるクリーム色の本
『言葉と物』
ああ
この本は未だに理解するしない以前の代物

注目するのは
寄贈本
これが先生の財産
という
感じがする

カフカ先生は
Wi-Fiを買ったは良いけれど
どうも設定が判らないという
そもそもWi-Fi自体を現金で買いたいと店員さんに言ったそう
「それはできません」
「とはどういうことだ? 小久保君」
カフカ先生はiPhoneをいじくりながら
言った
「かくかくしかじかです」
「ふーん」
カフカ先生は判ったような判らないような
Wi-Fi器を
電話機みたいに思っているのかな
まあ花瓶だと思わなくて良かった

常にシャープな発言者たるカフカ先生も
昨今のスマホ事情にはついていけないようす
それでも
好奇心が先生を突き動かす

「ありがとう。これを持ってゆきなさい」
カフカ先生はキンカンのはちみつ漬けをわたしに持たせた
本当は昨今の世の話を聞きたかったけれど
まだ三密
カフカ先生に何かあってはならない

さて今日は日曜日
いろいろしたいと思っていたけれど
顔ほてり
何もできず
せいぜい
らっきょうを漬けたくらい
終日
寝唐キ
ああ、、、気持つええ。。。

コメント
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