kotoba日記                     小久保圭介

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言葉で歩く

2020年05月14日 | 生活詩
  

夜の公園を
通り抜けてゆく
自転車のライトを
つけて

夜は
うごめく
数多の生物
無音の響きの中
通り過ぎて
ゆく

あなたはどこ
あなたはどこですか

優しき月
香林の影

日輪は高く
あった
明日もまた
高く
ある

太陽
太陽
夜であっても
どこかは朝だ

どこかが夜なら
ここは朝の園だ

いつまでも
と誰が言ったのか
それでも
永遠にむかって
わたしたち
地面の上のコンクリートの上で
じたばたして

風は吹く
どこまでも
空気の塊は
動いてゆく
ときには
もっと上空では
燕よりも早く
風は飛ぶ

目に見えるものを
見ている
足裏が触る場所に
立って
いる

あなたはどこ
あなたはどこですか





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