チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

京丹後市

2009年10月12日 12時39分42秒 | 日記
何年ぶりだろう山陰線に乗ったのは
一番初めは蒸気機関車でポーポーという汽笛を聞きながら
保津川渓谷の水の美しさ
若葉のすがすがしさに目を奪われていて
その後の見渡す限りの田園風景も楽しんだ

その後も時々乗ったが
だんだん道路も整備され車で行くことが多く
この山陰線の景色とは遠ざかっていた

でもヤハリ美しい
保津川は台風の跡で濁っていたが
夏の終わりの緑はややくたびれていたが
雨に洗われて艶があった

何よりも実を付けた稲穂が
風や雨に倒れていない姿にホッとする

大江山に海風が当たり
その湿気で丹後縮緬が生まれたと
初回のときに丹後織物の理事長さんにうかがった
土地と産物はきっても切れないものがある

丹後も町の合併で人口6万人の
京丹後市になり
若い中山 泰市長さんは
縮緬の伝統生かしながら町おこしに邁進していらっしゃる

先日は
「バス目線でこの町を散策したんですよ」
情緒があっていい町だと町に惚れ直したと言う

世界で二番目の長寿112歳の木村次郎右衛門さん
日本で二番人気の海に染まる夕日と入れる夕陽丘の温泉
グルメには欠かせない幻の松葉蟹といわれる間人カニ
機織道りの町並み
絹の化粧品
特上米のお米
親切な人柄

縮緬の里はたくさんの手間隙かけたものから
自然の恵みまで
更に古墳の宝庫でもあり
これからの文化発信に期待が出来ると思う

夕焼けに送られながら
京都に着く
それにしても山陰線の発着場は
チョット暗いなあーー
コメント
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