チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

やはり日本は美しい

2023年05月16日 07時41分08秒 | 日記

三日連続の雨が止んだ

晴れ渡る皐月の空、どこまでも青く美しい

昨日ある学校の教育者と話をする機会があった

教えるほうも、学ぶほうも日本に対しての興味が薄らいでいるのを感じた

ではどの国がいいと思っているのか、それすらない

マスク生活が3年も続くと、思考ということがおろそかになるのであろうか

美術館や博物館に人が多く集まっているが

自分自身の内面から沸き出ずる情緒の欠乏を補っているのだろうか

わが先祖たちが築いた繊細な美を感じる遺伝子はみんな持っている

その遺伝子に気づきたい

外に外に求めてもより不安になり無気力になるだけだと思う

自分の国を愛することは

自分自身を愛することと同じ

自分自身を愛することができなければ、誰おもなにおも愛することは不可能

教育者は生徒たちへの愛は十分にあるのだが、自分自身を深く愛していないのではないかと感じる

 

そして同じ日の夜

先祖が残してくれた土地を化学肥料で痩せさせてしまったことにやっときづき

その土地の微生物をいかし、更に元気のいい微生物を育て、その土地の健康を三年で取り戻した人がいた

その人の野菜のなんとうまい

高度成長期前に食べた野菜の味が戻っていた

 

この味を知る人がまだ健康なうち、この味を取り戻したいねと話し合う

当たり前の言葉なのだが

「先祖に感謝」

これが今は一番大事な言葉なのではと思う

 

少し前本格的な家系図を作った

先祖を手繰っていくうち、心から先祖に感謝が沸いた

その家系図ではそれぞれの家の癖がわかり、自分自身の思いの癖、行動の癖も明らかになって面白かった

まだ完成されていないけど想像ができる

先祖がいたから今ここに自分の命がある

先祖たちがどんな日本にしたかったのか

どんな小さな草花にも目を届かせていとおしむ、だから日本は美しい

 

雨の日も駅構内の清掃に余念のない人たちの姿に頭が下がる

 

コメント
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