チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

あれから十年

2021年03月11日 15時46分12秒 | 日記

今ではあの地震が「人工地震」であったことは周知のこととなった

人間が同胞を痛めつけるというのは戦争だけだと思っていたが、罪のない人を無差別に殺してしまう。こういう怖いことを人間が出来るのかと疑ったが、よくよく調べてみると、そういう人間が存在していた

 

人間は「欲」のためには悪魔になるということ

人間は富と名誉と権力を得るためにはサタンに簡単になれるということ

 

「足るを知る」という、日本人の思想、この思いが薄くなっているのが現在かもしれない

お金持ちになりたい、有名になりたい、権力を持ちたい

全てを手に入れた人は、更に、更にとその道に突き進む。どこかで満足するということもなく、無間地獄にはまってしまう。その道こそが自分の行くべき道と思っているようだ。

 

こういう循環は世界中を不幸にしてしまう

幸いもとの平穏な道に戻そうとしている方が世界を掃除してくださっている。その姿から本来の人間の幸せの在り方を私達は学んでいると感じる

 

この10年の歳月、身近な友人たちも当時とまるっきり違う道を歩み始めてる人も多い。確りと道を踏みしめながら、過去をきちんと清算して、明日に向かっている姿がなんと尊い。その方たちに逆にこちらは学ばせてただいてる。日本人の根底を流れる、平和主義、この心根の強さが日本の国を救っていくのかもしれない

 

家を流され、商売の品々をすべて流された知人は、「神様はきっとこういう商売の仕方にノーを突きつけ、考えを改めなさい。とおっしゃったのだと思う」といってすぐ稼ぐ道を切り替えた

「生活が出きればいい、食べて行ければいい。それ以上のことを望んでいたのでガツンとやられた」と言って未来に顔を向けた

 

人工地震で日本をめちゃめちゃにしようとたくらんだ人たちは、「災い転じて福となす」という思想をもつ日本人を甘く見ている

日本人は真綿と一緒

ずぶぬれになっても水を絞ってすぐ乾く、そして次なる道に行く勇気を持っている

 

東京も揺れた。その時の助け合う姿が今も脳裏に浮かぶ

この10年を思い起こすと、日本は、日本人は大丈夫と思う

11日14時48分に黙とう

 

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