チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

久しぶりの宝塚

2019年12月12日 19時08分12秒 | 日記

やはり一生懸命の人達が演じる舞台は見る方も気合が入る

星組の大スター「紅ゆずる」さんが退団し、その後のトップ礼 真琴さんが池袋の東京建物Brillia HALLの柿落としで出演。宝塚のトップの作り方は用意周到

地方の劇場で場数を踏ませ本番の宝塚劇場での公演までには約一年の修行時間を見ているようだ

組替えは また組み風という風が吹くのだろうが、80人という編成が本番で地方版は半分の40人。もちろんおけボックスも設けていないので、フアンとしては舞台と客席が異常に近く興奮する

昨夜はチャコちゃん先生の席は前から二列目の真ん中、「星組」という名前に敬意を表し「星柄の着物に宇宙の帯」を組み合わせて席についた

当然着物姿はたった一人。昔はこういう時気後れしたけど、いまは自分が着物を着ていることさえ忘れている。同行の友人が褒めてくれて初めて洋服集団の中の着物姿を認識する

さて

出しものはフランスで大成功を収めた「ロックオペラ モーツァルト」

スピード感あふれる演出でウキウキワクワクしながらこちらの体が躍動する楽しさ

宝塚って絶対にハマる。今から50年も前になるが宝塚に叔母が連れて行ってくれて夢中になり、さらにベルバラで麻美れいを見てからはもう病気になってしまった

チケットを上手に取る方法も覚え、遂には宝塚ジェンヌだけの着物ブックを作ってしまった。撮影の時賑やかだけど礼儀正しく品がよく、日本舞踊で鍛えられているのでポーズの付け方も美しい、60カットを三日間で撮り、それからはさらにチケットが取りやすくなった

娘役の一人は東京公演の時休演日には我が家に泊まって骨休めしていた

その時も必ず確認電話が劇団から入り、本人を電話口に出して注意を与えていたー門限も厳しく、門限破りの時は私がついていって理由を報告するという厳しさ

今でもそうらしい

よくしつけが行き届いていて逆に教わることも多かった

 

宝塚の魅力は昨日の自分より今日の自分をもっと磨こう

という姿勢にあると思う

それぞれの役をどれだけきちんと丁寧に演じるかしかもそれは全てトップスターをより良く見せるためのものと割り切って自分の仕事を懸命に推進している

その中でまた見出され大きなお役をいただくのだろう

明日の活力になる宝塚観劇だった

 

 

 

 

 

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