チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

テレビっ子

2019年10月12日 18時02分39秒 | 日記
台風銀座で育ったチャコちゃん先生
台風は家族団らんの日で末っ子としてはみんなが揃っていて嬉しかった
育った頃はテレビはなくラジオだけだったので情報は少なく、親たちが空を見たり風向きを観察したりして、台風の強さや台風がやってくる時間を推定していた

現代のように情報で煽られることはなくお結びやオカズをたくさん作って家族だけでなく誰彼のぶんまであり、雨の中をやってくる郵便屋さんやその他の人たちに竹の皮に包んで母が渡していた

危険な山崩れの起きそうなところ、河川のそばなどには家はなく川の氾濫で流されるとか、土砂崩れなどは周りにはなかった。また道路も舗装していないところが多く豪雨は土に吸収されて道が川のようになってしまうこともなかった

今回のように「危険だ注意しろ」と煽られていると昔の台風を思わず思い出してしまう。停電になっても家族が一箇所に集ってローソクの明かりの中で話し合う時間が子供には楽しかった。家中の雨戸を閉めてしまいそれに釘を打って雨戸が飛ばないようしているので、家は揺れず、雨音や風の音も聞こえないので、暴風雨の感覚がまったくない。家族が固まっていて嬉しいだけ。

早寝をさせられ朝起きると台風一過の青空が待っていて大人たちが一気に忙しく働きまわるので取り残された感じもした
よくよく見ると庭の木が折れていたり、葉っぱが全部落ちていたりするのだが、そういう怖さを両親たちは子供に一切見せなかった。知らせなかった。その時の柿の葉の匂いなどが今日は思い出された

一度台風の目の中にすっぽり入ったことがあり、兄が「今のうちみておけ空が真っ青、これ台風の目だぞ」と私を表に引っ張り出して二人で空を見上げたこともある

今朝は本来なら行われるはずだった「古事記講座」。講師の三村先生は神様とともに行動なさるので徳島から早朝東京につき、都内の足がすべて運休のため講座を中止。そのためチャコちゃん先生は三村先生ひとりじめで、お昼すぎまでしっかり古事記を勉強できた。楽しかったーー

本来はその後事務的な仕事をしようと思ったけど普段見ないテレビに夢中。台風ニュースではなくサスペンス。
たまにはいいよね
コメント
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